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すちはみことをベッドの上にゆっくりと寝かせる。
「覚悟しろよ」
低くて少し艶のある声に、みことの心臓は高鳴る。少し震える手で胸元のボタンを外し始めるすちの指先が、触れるたびにみことの身体は熱く反応した。
「すち……痛くしないでね」
甘えた声が漏れ、すちはニヤリと笑う。
「心配しないで。痛いのと気持ちいいのは紙一重だよ。だから今日は覚悟して味わってね」
ゆっくりとシャツを脱がせると、すちはみことの繊細な肩や脇腹を指先で丁寧に撫でていく。そこから、爪先が背中に触れると、みことは思わず小さく震えた。
「くすぐったい…でも、なんだか変な感じ」
「そうだね」
唇がみことの首筋へと滑り落ち、熱い息が肌を震わせる。みことの声は次第に高く、甘くなる。
「すち、そこ…やめ、やばいっ」
「まだ始まったばかりだぞ」
すちはゆっくりと腰に手を回し、みことの体を引き寄せた。二人の熱がぶつかり合う。みことは震える声で、「もっと…」と呟き、すちは嬉しそうに笑う。
「言葉にしろよ。何が欲しいんだ?」
「…すちが欲しい……」
その言葉を聞くと、すちは少し意地悪そうに口角を上げ、深くキスを落とした。舌が絡み合い、みことは息も絶え絶えに甘い声を漏らす。
すちはゆっくりとみことの身体に触れ、彼の敏感な部分を探りながら動きを加速させる。みことの喘ぎ声は途切れなくなり、体はビクンビクンと震えだす。
「もっと、すち…激しく…」
絡み合う身体の熱と、濃密な吐息が部屋に充満する。すちは強く抱きしめ、みことは甘い声で名前を何度も呼んだ。
すちはみことの中をゆっくりと、しかし確実に突き進めながら、視線をみことの脇腹に走る打撲痕に移した。
濃い痣を指先でなぞり、そのまま舌を這わせる。舌先の感触に、みことは息を詰めた。
「ここ、まだ痛いだろ?」
低く囁く声のトーンに意地悪な笑みが混じる。
続けざまにその痣に強く噛みつくと、みことは思わず小さく悲鳴を漏らした。
しかし、その痛みと絡み合う快感に身体は震え、中をぎゅっと締め上げる。みことの身体はビクンと跳ね、甘く果ててしまった。
「…痛いの、気持ちよくなっちゃった?」
すちはみことを軽く揺さぶりながら、からかうように問いかける。
「す、すち…や、やめ…」
声は震え、赤らんだ頬は恥ずかしさと蕩けた幸福でいっぱいだ。
すちはそんなみことを抱きしめながら、にやりと笑った。
みことの中で激しく動き出すすちの腰。
痛みと快感の混じった熱がみことの全身を駆け巡る。
打撲痕をなぞり、噛みつくたびにみことの喘ぎ声はますます高くなった。
「声…もっと聞かせて」
すちは容赦なく突きを深め、みことの弱い部分を執拗に攻め続ける。
みことは熱い吐息と甘い呻き声を漏らしながら、膝で布団を押しつける。
「す、すち…やめ、やばい…ああっ」
その声は切なげで、しかしどこか悦びに満ちていた。
すちはみことの反応に満足げに唇を歪め、さらに激しく腰を振った。
体の震えは止まらず、快感は限界を突破していく。
「もうすぐだよ…俺も堪えられそうにない」
そう言いながら、すちは力強く突き上げ、みことの中で熱を注いだ。
みこともその激しい波に飲み込まれ、声にならない声を何度も漏らしながら果てていく。
果てた後もすちはみことの身体を離さず、深く抱きしめながら甘く囁いた。
「まだ終わらないよ」
みことはまだ震える身体で小さく頷き、すちの胸に顔を埋めた。
すちの更なる激しい腰の動きが止まらない。
呼吸は荒く、汗が額に滲む中、みことの身体は何度も揺さぶられる。
「もう理性なんてないだろ?いいんだよ、全部吐き出して」
すちは甘く低い声で囁きながら、噛みつきの強さを増す。
みことは噛まれるたびに体がビクンと跳ね、声にならない喘ぎ声を漏らす。
果てる度に全身の力が抜けて、すちの腕にふわりと預けるが、すちは休ませずまた突き上げる。
「ご、ごめんなしゃ…ごめんなしゃい…」
みことは脱力した身体のまま、震える声で謝り続ける。
すちはそれを優しく受け止めるように微笑み、みことの耳元で囁いた。
「謝らなくていいよ。たくさん感じて?」
みことの中で熱い感覚が波打ち、声が次第に甘く切なく変わっていく。
呼吸が乱れ、身体が何度も震えながらも、すちの動きは一切緩まらなかった。
果てるごとにみことの声は大きくなり、すちはそのたびに唇を重ねて黙らせる。
二人だけの世界で、休みなく愛を注ぎ続けるすちと、蕩けるように身を任せるみことであった。
数時間が過ぎてもみことの瞳には涙が溢れ、痛みと快感の境界が混ざり合った不思議な感覚に揺れていた。体はびくびくと震え続け、熱い涙が頬を伝っては静かに落ちていく。
そんなみことの唇に、すちは静かに自分の唇を重ね、甘く絡め取るように口を塞いだ。やさしく、しかしどこか激しい口腔内の責めにみことは抗えず、熱い吐息を漏らしながら全身を預ける。
「んっ…すち…」と、甘く震える声が漏れ、すちはその声に応えるようにゆっくりと腰を動かす。
二人の鼓動と呼吸が重なり合い、やがて同時に果てた瞬間、みことはふわりと意識を手放し、深い眠りへと落ちていった。
すちはそっとみことを抱き寄せ、そのやわらかな寝顔を見つめながら、静かな夜に二人だけの余韻を刻んだ。
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翌朝、みことは目を覚ますと、体のだるさと共に、掠れた声で「ん……」と小さく唸った。腰の重みに顔をしかめつつ、視線を下ろすと、肩や鎖骨、腕などに赤く残った痕が散っていて、「……やりすぎ……」と不満げに呟いた。
その声に気づいたすちは、隣で目を覚まし、申し訳なさそうに「ごめんね」と微笑んでみことをそっと抱き寄せた。
「ほんまに思ってるん?」とじと目で見るみことに、「もちろん」と頷きながら、額に軽くキスを落とすすち。
「今日は、ゆっくり休もうね」と、やさしく語るすちの声に、みことは少し拗ねたまま頷いた。
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