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・今回は快斗くん視点











その日、黒羽快斗は米花町の帝丹小学校の前にいた。

だがその姿は変装を施しており、見たものが息を呑み、三度見するほどの超絶長髪黒髪美少女である。

肌は色白で、長いまつ毛。唇には薄いピンクをのせている。

桜色の、丈が膝下の長袖ワンピースを着ている。フリルも付いており、見た目は完全にいいとこのお嬢様だ。

快「会いに来いとは言われたけど、どのタイミングで行けばいいんだよ…」

キャリーケースを引っ張りながらウロウロする。

そんな時下から、女の子の声がした。

?「わー!おねえさん綺麗ー!」

視線を落とすと、小学校低学年の女の子が目を輝かせながらこちらを見ていた。

快(この子は…!)

前にいつものように予告状をだして、まんまと盗んでやった日。

飛行中下から名探偵の仲間、少年探偵団に妨害をされたことがあったのだ。そのメンバーの一人、吉田歩美ちゃんである。

快斗「こんにちは!」

にこりと優しく微笑む。

歩美「おねえさん、こんなところでどうしたの?キャリーケースなんか引っ張って…。お名前は?」

快(桃花)「名前?私の名前は粋杜 桃花(いきど とうか)。桃の花って書いて、とうかって読むの。」

すぐに偽名を作る。土井塔克樹と同じで、怪盗キッドを平仮名に直し、バラバラにして良い感じに名前っぽくしただけだが。

歩美「桃花おねえさんだね!それでこんなところでどうしたの」

快(桃花)「私の親友の子供をお迎えにきたの。探してるんだけどなかなか出てこなくて…

歩美ちゃん、もしかして一年生?もしかしたら私の探してる子と同級生かも!」

歩美「一年生だよ!お名前教えてくれない?もしかしたらわかるかも!」

快(桃花)「そう?ありがとう!江戸川コナンくんって子なんだけど…」

歩美「!歩美の友達だよ!連れてこようか?」

快(桃花)「じゃあお願いしようかな!」

ここでウロウロしていても不審者扱いされて通報されそうなのでお願いする。

光彦「歩美ちゃーん!お待たせしましたー!」

歩美「あっ!光彦くん!みんな!」

奥からやってくるのは名探偵含めた少年探偵団達。

光彦「あれ?どうしたんですか?その女の人。」

歩美「えっとね!桃花おねえちゃんっていうんだって!コナンくんの知り合いなんだって!」

コ「あー?知り合い〜?」

不思議そうな名探偵の前に膝同士をくっつけてしゃがみ込む。

快(桃花)「コナンくん!昨日ぶりだね!」

にっこりと歯を見せて笑う。少し犬歯の長い歯がよく見える。

コ「!」

お、どうやらわかったようだ。

コ「あ、桃花お姉ちゃん!昨日ぶりだね!迎えにきてくれたの?」

快(桃花)「うん!」

茶番だが少年探偵団に怪しまれるため仕方がない。

コ「オメーら、今日は桃花姉ちゃんと帰るから、先帰ってろ。」

哀「私もお姉ちゃんとは知り合いなの。申し訳ないけど私も江戸川くん達と帰るわ。」

反応を見る限り名探偵からは話は聞いてるようだ。

歩美「そっか〜…残念…。それじゃあまた来週会おうね!!」

哀「ええ、また来週。」

快(桃花)「またね!歩美ちゃん!どうもありがとう!」

歩美ちゃんは元気に手を振りながら円谷光彦くんと、小嶋元太くんと帰っていく。

コ「いくぞ。」


それから三人で道を歩いていく。本来ならば保護者(仮)である自分が先導して歩くのだが、名探偵が先導して歩く。

それから周りを歩く他の小学生が少なくなったなと感じ始めた頃、灰原哀ちゃんが口を開いた。

哀「話に聞いたわ。あなたが怪盗さんね。」

快(桃花)「ええ、名探偵からは話は聞いているようですね。ご存知の通りですよ。」

喋り方は怪盗キッドであり、紳士的な話し方だが、声は女の声のままだ。

哀「貴方も災難ね。女性を助けて騒ぎになったせいで江戸川くんに見つかるだなんて。」

快(桃花)「はは、全くですよ…」

コ「おい。その喋り方やめろ。」

快(桃花)「……言うなよ名探偵…。一応怪盗紳士なんだぜ?」

コ「バーロ、演じてるだけだろーが。」

哀「あら、そんな砕けた話し方なのね。」

快(桃花)「まあね。」


しばらく話していると、阿笠邸に着いた。

快斗(桃花)「………」

コ「何してんだ。入んぞ。」

快(桃花)「もう一度お聞きしますが、阿笠博士殿には私がくることはお話ししたのですよね?」

哀「ええ……。

………安心して。江戸川くんが小さく子供になってるように、私もなのよ。本来私は追われる身。

博士はそんな私を匿ってくれてるのよ。それが一人増えるだけよ。博士は気にしてないわ。」

快「………そうか。」

声を元の自分の声に戻す。

緊張しつつも、ドアノブに手をかけ、開く。

パン!ポン!🎉

快「!?」

中に入ると…

大きなクラッカーを持つ阿笠博士がいた。

コ「…なーにしてんだよ博士…」

阿笠「ビックラッカーじゃ!」

阿笠博士は歓迎としてクラッカーを鳴らしてくれたのだが、

意外な行動に別の意味でびっくりしている俺と、普通に反応の悪い二人。

クラッカーの名前はビック(大きい)と、ビックラ(びっくり)とクラッカーをかけたダジャレだろう。

阿笠「ありゃ、反応が悪いわい…」

快「あ、あはは……ありがとうございます…?」

哀「それは良いけど博士。クラッカーのテープ、片付けしておいてよね…」

阿笠「わかっておるわい……とほほ…」

コ「キッド、早く来い。」

二人は部屋の奥に入っていく。

快「ええ…良いのかあれは…」











ちなみに、クラッカーがすごいテープの量だったので手伝ってあげた。

❤️いっぱいください!!!(乞食)🥲🥲🥲🥲🥲

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