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出先の信号待ちで何となくテラー開いて新しい作品出てる!ってなって見たらもう読むのやめられなくて歩きスマホしながらちょっと泣いてるキモイ人になっちゃったじゃないですか!!!🥹神作過ぎますって… 長文すみませんw
はじめに
・この作品はcishpです
・実在する方のお名前をお借りした作品になります。ご本人様とは一切関係ございません。
・腐向け作品、nmmnとなっております。こちらが苦手な方、理解のない方は閲覧をご遠慮くださいますようお願い致します。
・素人の書くものですので口調等おかしなところがあるかと思いますが、目をつぶって頂けますと幸いです。
・思いつきで書いたものなので話のまとまりがありません。暖かい目で見ていただけると嬉しいです
・殴り書きです
・軍パロ
・シソジソ組の死
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一面真っ白な花畑に俺達はいた。
風になびく綺麗な白百合
風になびく君の水色の髪の毛
俺の視点は美しいもので溢れていた。
白百合の中に1つ岩がありそこに猫がいた。
俺は君を置いて先に向かってしまった。
「〜!」
向かっている途中に振り返り君の名前を叫ぶと同時に、君の周りの百合は真っ赤な百合に変わった。
そして君の頭はなくなった
「ッは…」
君が頭を撃たれて1週間。
毎日毎日君の頭が無くなる夢を見る。
あの時俺が1人で歩いて行かなかったら、君は今でも隣に居たのだろうか。
俺の行動に悔やんでも悔やんでも君は帰ってこない。
この一週間、夢以外の記憶が無い。
君がいない世界なんか生きた心地がしない。
君の声が、君の笑顔が、君の温もりが恋しくて堪らない。
君が撃たれた時、君を撃った仲間に俺も胸あたりを撃たれた為俺は治療中だ。
不幸中の幸いなのか相手は狙いを外したようで鎖骨あたりを撃たれたため死ななかった。
けれどこんなことになるならば一緒に死にたかった。
ストレスは溜まる一方で身体の治癒は時間がかかる為毎日医務室のベットの上での生活だ。
ただでさえ人員不足のこの国なのに任務を担う立場の俺がずっと休み続ける事は望ましくない。
だから早く治さなくては、とはずっと思っている。
でも本当は死にたかった。
君のいない世界で生きる理由なんて見出せない俺は死にたかった。
けれど死ぬに死ねなかった
忙しそうに廊下を走っている姿や疲れた顔して俺の所に来てくれる皆の顔を見ると死ぬに死ねなかった。
けれどそろそろ限界が来ていた。
「も、むりだよ、、ci」
君の名前を呼びながら涙をこぼす。
君が隣にいたならば優しく抱きしめてくれただろうか。
何を考えるにしても全て君を想像してしまう。
君との世界に慣れすぎていたみたいだ。
でも君は、俺に想いを伝えてくれた時確かに言っていた
『俺はshpが好きや。』
『いつ死んでまうかわからんけど生きてる限りずっとshpといたいって思うんよ。』
あの時は君がいなくなるなんて考えていなかったから真に受けなかったがまさか本当になるとは誰が思ったことか。
「ぅ、ci、、ci、ci、、!」
君を考えると本当に君が居なくなってしまった事実をぶつけられた感覚になる。
いや、ぶつけられる。
部屋の外に声が聞こえるとかどうでもよくて、考えられなくてひたすらに君の名前を泣き叫ぶ。
気持ちがほんの少し落ち着いて泣き止んだ頃俺の声が聞こえたのか扉がノックされた。
今一人でいるのは怖かった為どうぞ、と一言返した。
「おはよ、喉乾いたやろ」
「ありがとうございます」
utだったようだ。
やはり聞かれていたようで温かいお茶をくれた。
情けなく泣き叫ぶ声を聞かれたのは少し嫌だけど俺らの関係を唯一知っているutで良かった。
「ほんま、辛いよな」
「受け入れろとか言われるけど無理に決まってるやんな」
ぽつぽつとutが言葉をこぼす。
「shp程親密やなかったけどさ、大切な後輩やし俺もそれなりに寂しくてさ」
「情けないけど、俺も夜泣いたりしてまうねんな」
「あいつの胡散臭い喋り声、どこからも聞こえんし。」
「あいつが過去形で話される事実が辛くてさ。」
確かに君は全て過去形になっていた。
あんなに隣に居た当たり前の存在が一瞬にして思い出という括りに変わってしまったのだ。
その感覚が慣れなくて悲しくて寂しくて、utも同じことを思っていたらしい。
彼はまだ存在すると思いたくて俺はなかなか思い出という括りに入れられなかった。
「俺、一生受け入れられへんと思うなぁ」
「俺もっすよ。」
こんなに1人の後輩に悲しむutを見るとやはり死ぬ気になれない。
俺の頭の中では色々なことがぐちゃぐちゃになって頭が痛くなるほどだった。
自分だけでは整理がつかなくて
「ut先生。俺、もう生きてらんないっす。」
「俺が死んでもut先生は生きていけますか」
考えることが嫌になって言ってしまった。
するとutは目を見開く。
だけどすぐ真剣な顔になって俺に語り掛ける。
「そりゃ大切な大切な後輩やから立ち直れんほど悲しむと思うよ。」
やはりそういうものなのか、と俺の死は否定されると思っていたらやけど、と言葉を続けた
「大切な後輩のやりたいことを優先してやれん先輩って最低やと思うんよ。」
「本当はもう誰にも居なくならんで欲しいけどshpの為やったら俺は止めへんよ。」
と、彼は俺の気持ちを考えてくれていた。
この人はどこまで良い先輩なのか、と思うと同時に悲しませてしまう罪悪感があった。
「そーですか、、、」
俺は色々考えたけど、最初から答えは決まっていたみたいだ。
「俺、死にます。」
そうutに告げる。
「…」
「そーよなぁ、、うん。」
「ciに会いに行ったってや」
やはりutは止めなかった。
「いつ会いに行くん?」
「今夜にします」
「そっか、」
「皆に、会いに行く?」
「そーします」
皆には言わないが最期の挨拶をするため建物内をutと歩き回る
まずは最初に通り掛かったrbrさんに
「お!外でれるほど治ったか!」
「はい、」
良かった、と明るい声をかけてくれるrbrさん。
これが最期の会話と知らずにまたあした会いに行くなんて言われてしまった。
なんとなく、なんとなくだけど抱きしめてみた。
「え、shp?」
「なんとなくです。」
「では、さよなら」
「お、おん。また明日な!」
“また明日”その言葉は酷く胸に刺さった。
次は医務室でよくお世話になったsnさん。
snさんが先に気づいて声を掛けてくれた。
「あれ、もう目眩とかしないで歩けるようになったんだ」
「はいお陰様で。」
よかった、と俺の頭をわしゃわしゃとする。
何となくその手を掴んで俺の頬に当てる
「お世話になりました」
「え、shpくん、、??」
「では、さよなら」
「えぇうん?」
すごく戸惑っていたけれど会話を終えて次の人を探す。
廊下の植物に水を与えているemがいた。
こちらに気づいたようで小走りでこちらに来るem。
「shpくん!元気になりましたか!」
「はい、お陰様で良くなりました。」
キラキラした顔で話しかけてくるem。
心から喜ぶその顔が心を傷ませた。
emを抱きしめる。
「shpくん?どうしたんですか?」
「なんとなくですよ、」
「ほ、ほう、、、」
「では、さよなら」
また明日、とrbrさんと同様に言われたがまた明日がないことを知らないemさんに申し訳なさがあった。
皆になんとなくと言っているがこれは最期に皆と触れ合うためにしている。
次はベランダで煙草を吸うknさんとniさんに。
「おぉ、shpやないか!」
「あれ、shpくんだ。」
「もう大丈夫なの?」
「煙草は吸えないっすけどね」
そっか、と俺の肩を叩くknさんの手に頬を預けてみる。
「どしたんや」
「なんとなくっすよ。」
「ではお二人ともさよなら」
「ん、またね」
「また部屋行くわ!」
また、その言葉はもう意味はなさない。
2人の優しい笑顔に手を振る。
次は仲良く二人で話しているhtさんとosさん
「あれshpくん元気になったんだぁ〜」
「はい、お陰様で」
「俺らはなんもしてないよ」
「良かった」
順に2人に抱き着く。
「shpくん?どうしたの」
「めずらしいね」
「なんとなくですよ」
「ではさよなら」
「またねぇ〜」
「また」
2人で手を振ってくれる。
最期と知らずにこの2人からも”また”と言われてしまった。
次は訓練所に居るzmさんとshaさん。
「お疲れ様です」
「あ!shpくんやん」
「shpやん、元気なったか」
「はい、お陰様で」
また順に2人を抱きしめる。
「shpくん?」
「どしたんやshp」
「なんとなくってやつっすよ」
驚いて固まる2人が面白くて笑いをこぼす。
「じゃあさよなら」
「あ、おん、また部屋行くわ」
「じゃね〜」
驚きながら手を振る2人。
次は総統室に入る。
ちょうどtnさんもいたのでこれが最後だ。
「shpくんではないか」
「おー元気なったか」
「はい、お陰様で」
「任務お休みしてて申し訳ないです」
「いいのだよ。」
「人員が健康でなくては任務は成功しないからな」
俺を優しく迎え入れてくれる2人。
2人の優しさが酷く刺さった。
またも順に2人を抱きしめる。
「どしたんやshp」
「珍しいじゃないか」
「なんとなくです。」
「では失礼します、さよなら」
「はーい」
grさんが何故かこちらに近づいてくる
「お疲れ様だshpくん。」
「君はよく頑張ったさ」
「ciくんによろしく伝えておいてくれ」
「え、」
「さ、tn!資料の見直しだ」
「りょーかい」
「じゃーねshpくん」
「あ、はいさよなら」
grさんはさすがだ、バレていたようだ。
utを外で待たせているので早々に部屋を出る。
「お待たせしました」
「ん、どーするか」
「ciの部屋で死にたいのでciの部屋で準備してきますね」
「おっけー」
「準備できたら俺の部屋来て」
「はい」
utと別れて必要なものを自分の部屋から持ってきてciの部屋に向かう。
ciの部屋は彼の匂いでいっぱいで君を全身で感じた、そんな感覚だ。
首を吊ろうと思っているので天井に縄を設置する。
設置が終われば最期に目に焼き付けようと彼の部屋を見回す。
小棚には俺がプレゼントしたものなどが丁寧に飾られていてとても嬉しかった。
満足した俺はutの部屋へと向かった。
「いらっしゃい」
「どーも」
「最期に俺とお話しよ」
「そーっすね」
“最期に”この言葉をutから聞くと本当に今日で終わりなんだ、そう感じた。
「俺はお前等が大好きだよ。」
「本当に大切で唯一無二の後輩。」
「2人とも無くすのは惜しいけど、寂しいけど、悲しいけど、お前等の幸せが何よりも1番だから」
涙を零して言葉をつまらせながら話すut。
自然と俺も涙を流していた。
「お前のその行動、応援してるよ。」
「ありがとう、ございます」
「お前等は誰よりも輝いてたよ。」
「お前等の笑顔はみんなを笑顔にさせるくらい輝いてた」
俺等の姿を想像したのか優しい笑顔になるut
「俺も皆の笑顔見るとすっごい元気出ました。」
「ut先生が最期の人でよかったです。」
「そっか、、。本当にお疲れ様」
「行ってきな」
「はい、、、、!」
その言葉が嬉しかった。
最期にutを強く強く抱き締める。
「お前等の幸せを誰よりも祈ってる。」
「ciによろしく言っといてな」
「伝えときます。」
「では、さよなら」
「ん、ばいばい」
お互い涙でぐちゃぐちゃの顔で笑って最期を告げる。
ciの部屋に着いてからは早かった。
みんなからの思いを大切に胸にしまって縄に首を通す。
ひとつ深呼吸。
君の匂いで心を落ち着かせて足場から足を外した。
「みんな、、、ありがと、、、」
なんとなく、感謝をこぼした。