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少し書いて終わってたおそチョロが投下されます。
今回も兄弟設定無し。
高校2年生×保健室の先生
おそチョロです。
昼休みの保健室は、今日も静かだった。窓から差し込む光の中で、白衣のチョロ松先生がカルテを書いている。
その姿を見るだけで、おそ松の胸は勝手にざわつく。
「また来たの?松野くん、ホントしょっちゅう来るね。」
机に額をつけているおそ松に、チョロ松先生が笑う。
その声音が優しくて、触れられてもいないのに、少しだけ心臓が跳ねた。
「べぇ〜つにぃ〜?」
「なんだよその返事…。無理しないのはいいけど、ここはサボるとこじゃないから」
口では呆れているくせに、チョロ松先生はいつも通りおそ松の額に手を当てる。
体温を測るだけの仕草なのに、その指先のひんやりした感触におそ松の呼吸が浅くなった。
(…あ、口の形かわいい)
なんて思いながら視線をずらせば、緑の瞳と視線がぶつかる。
おそ松は思わず目をそらした。
「……おそ松くん?」
「……なんでも」
触りてぇ。やりてぇ。
いまからあのベッドに押し倒してやろうか。
「…どうする?授業。担任に連絡しとく?」
「…先生、甘くない?俺以外にもこんなんなの?」
「なにいってんの。君が何回言ってもここに来るからでしょ…」
お前だけだよ と特別扱いされている感覚になり、かなり嬉しくなる。
チョロ松先生は苦笑して、ベットに入った俺に、布団をかけた。
眠ったふりをしながら、
おそ松はそっと、先生の白衣の気配を追った。
「…にぶちんが。」
叶わない想いを抱えたまま、
午後の柔らかな光の中、おそ松は静かに目を閉じた。
チョロ松先生はなにも知らない。
同じ部屋に、同じ空間に、
自分のことが好きすぎて今すぐにでも押し倒してセックスしたいと思ってる人間がいるなんて。
これから先もずっと、ずっとおそ松の思いにはきづかないだろう。
と思っていたら3日後には理性ぶっ壊れてベットに押し倒して「先生、まだ気づかないの?」なんて言ってキッスして状況についていけてないチョロ松が焦り散らかしていたとさ。
おしまい。