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翔太「だな」
涼太「俺と翔太にも昔
阿部と佐久間みたいに毎日
会ってた人間がいたんだ」
あべさく「え?」
翔太「あの頃は、ずっと
そう言う日々が続くって言うか・・・
そうなるだろうなって勝手に
俺と涼太は思ってたんだよ」
涼太「けど、そう長くは続かなかった」
あべさく「・・・・・・」
翔太「時間が、それを許してくれなかったんだよ」
佐久間「時間?」
涼太「そう、俺達妖は時間の概念が無いでしょ?」
阿部「そうだね
滅多な事が無ければ」
翔太「だろ?でも・・・
人間は、そうも言ってられなかった」
涼太「俺達と人間の時間の差が
圧倒的に違ったんだ」
あべさく「え・・・」
翔太「俺達は阿部ちゃんが
言っていた事が無ければ何とも無い
けど人間は俺達が思っていた
寄り儚い存在なんだよ」
涼太「その当時俺と翔太は
人間に、そんな物があるなんて
知らずに佐久間みたいに人間と接していた
・・・それが良くなかったんだ」
翔太「その時は突然来た
その人間が亡くなったって
知らせが来たのは」
涼太「不慮の事故だった」
翔太「俺と涼太の所に
向かっている途中で
事故に遭って、そのまま
亡くなった」
あべさく「・・・・・・」
翔太「それから暫くは信じられなかったよ
又何時もの笑顔で来るんじゃないかって
ずっと涼太と2人で待ってた
でも月日が経つに連れて本当に
もう来ないんだなって分かったよ。
其処で漸く理解したよ
俺達と人間じゃ時間の差が違うんだなって」
翔太と涼太は何処か懐かしそうに
そして悲しい顔をしながら話した。
涼太「それからかな
翔太と話し合って人間と
関わらない様にしようって
決めたのは」
翔太「だから俺と涼太は人間
と関わらない様にしてるの」
そして
涼太「勿論何かあったら助けるよ
俺と翔太は別に人間を恨んでも無いし
取って喰ってやろうって思ってないから」
人間に何かあったら勿論助ける
其処まで鬼じゃないからと人間に
対する思いも伝えた
翔太「俺と涼太も流石に
其処まで鬼じゃねーよ」
あべさく「・・・・・・」
2人は涼太と翔太から
話された訳を聞いて何も言えなかった
阿部「だから、あんなに人間との
距離に詳しかったんだ・・・」
涼太「阿部と佐久間には俺達と
同じ思いして欲しくないからね」
翔太「多分・・・嫌、
絶対後悔するからな
人間との距離を考えれば
良かったって」
翔太「どうせ佐久間は
俺達がどんだけ忠告しても
無駄だって分かってるから
もう諦めてるけど」
佐久間「なっ・・・!」
阿部「まぁ・・・佐久間は
そうだろうね・・・」
佐久間「阿部ちゃん!?」
涼太「でも阿部は人間との
距離感をきちんと
しっかりしてるから安心だよ」
阿部「え、あれで良いの?」
翔太「おう、だって
そうしたら別れの時に多少は
後悔するかもしれないけど
俺と涼太みたいに酷くしないだろ?」
阿部「まぁ・・・
そうだね・・・」
翔太「どうしても人間と接したかったら
阿部ちゃんみたいに可も無く不可も無く
みたいに接したら良いの」
コメント
1件
ああもう、この話泣ける…😭💕 翔太と涼太の過去、重すぎるよ…「時間がそれを許してくれなかった」って言葉が胸に刺さった。人間と妖の時間感覚の差ってそんな残酷なんだね。でも「助けるけど距離は保つ」ってスタンス、ちゃんと優しさがあるよな…阿部ちゃんの距離感の取り方、納得したわ。2人には幸せな未来が来てほしいなあ…🌸