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🌱「ゆめゆめ様!」
👑「ありがとうございます!」
シチュ:瑠姫が熱を出してしまい甘え倒す。純喜はそれに理性が保てなくなってしまう
🌱・👑「では、どうぞ!!」
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チャイムが鳴って、みんなが帰り支度を始めた頃。隣の席の瑠姫は、いつもの元気な顔じゃなかった。
頬が少し赤くて、まばたきがゆっくり。
肘をついたまま動かない。
純「瑠姫?」
瑠「…ん。」
返事はあるけど、声が細い。
純「顔赤い、体温いくつやったん?」
瑠姫はゆっくりと首を振る。
瑠「わかんない、、けどぼーっとする」
純「帰るよ、一緒に」
瑠「うん」
立ち上がろうとした瞬間、ふらりと足が揺れる。純喜は反射的に腕を掴んだ。
純「もう、ちゃんと掴まって」
瑠「…ごめん」
その「ごめん」が弱すぎて、胸が少しきゅっとなった。
ー純喜の家ー
布団に寝かせると、瑠姫は喉を鳴らすように息を吐いた。
純「薬と水持ってくる」
そう言って立とうとしたら、瑠姫の指が袖を掴んだ。
瑠「、、、行かないで」
純「少しだけまっとれる?」
瑠「いや」
純「子どもやな、、」
瑠「子どもでいいから、そばにいて、、?だめ、、?」
その言い方が、弱くて、可愛くて。純喜は小さく笑って、布団の上に座り直す。
純「じゃあ一緒に行こ」
瑠姫はゆっくり頷いて、手を伸ばしてくる。
瑠「手、つなぐ」
純「うん」
熱で少し熱い指。そのまま台所まで一緒に歩く。
純「はい。薬飲んで?」
瑠「やだ、、飲みたくない」
純「飲まんと、治らんで?俺といっしょにぎゅーできへんよ?」
熱で火照ってる顔。その顔を見る度純喜の心臓はドキドキしていた。
瑠「寝てから、、」
純「わかった。寝たら飲んでな?」
瑠「うん、、」
純喜は寝返りをうつ度に瑠姫がくっついてくるのを感じていた。
熱で弱ってるときだけじゃない。甘えるのを我慢してただけだと、わかってしまった。
純喜はそっと、瑠姫の首にキスした。
純「ずっとそばにおるで」
瑠姫の指が、寝たままぎゅっと握り返す。夢の中でも、離す気はなかった。
END