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ぺちゃ_24
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悠莉
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なぜか雨が降っているとわかっていたはずなのに
傘を持たずに出てきてしまった。
ほんとに俺は馬鹿だな…w
そんなこと考えても何も現状は変わることは無いと知っている。
気付くと雨はどんどん強まるばかりだった。
間に合うはずないとわかっているが、少し足早に足を動かした。
地面にある惨めな俺を反射する板のようなものが崩れて俺をさらに惨めにした。
「おはようございます…」
そのあまり響かない静かな声と同時に扉を横に引く。
教室にはたくさんのクラスメイトがいたが、室内は静まり返っていて
冷たいびしょ濡れの制服に冷たい視線が突き刺さる。
『…』
「…ッ」
声は無い一瞬の会話だが、自分の心に重く響き、のしかかった。
すると急に喉に何かが突っかかったかのように
息が急にしずらくなってしまった。
「…スッ、フッ、」
荒い息が脳内に響く。
誰にもバレたくない、その一心で必死に声を抑える。
だが比例して息は苦しくなるだけだ。
陰口のような笑い声が嫌でも耳に入る。
どうやったらこの状況からみんなを
笑顔に、楽しく、できるのだろうか?
いや、もうみんなは笑っているのか_w
事実は目の前にあるはずなのに、
なにも理解ってない自分に飽き飽きする。
でも少し俺の望んでいた笑いとは違う、笑いだった。
でもそんなの気にしなかった。
誰かが笑顔なら自分はそれでいいんだから_。
でもあんなことになるなんて…
誰も予想できるわけがないじゃないか__、
チャイムがなった。
やっと昼か、と言葉を口からこぼす。
いつものように4人と飯を食べに行こうと思った。
…だが別に腹は不思議と減っていなく、
行かずに心配させることもできるわけなく、
弁当は持たずに足を動かした。
また今日も遅れたのか、もう4人は揃い話をはじめていた。
「ごめんごめん!」
そんな中、いつもみたいに中に入って会話に混ざった。
やはり何も持っていなかったからかどこを見ても目が合ってしまう。
なんて言われるのかが怖く、目を閉じて誤魔化した。
🦍『ぼんさん、弁当は?』
その声に合わせて周りもたしかに〜!と声を出す。
さすがに「腹がすいてなかったから」なんて言ったら心配をかけてしまう、
咄嗟に持ってくるのを忘れたと見苦しい言い訳を並べた。
バレたか、?と怖くなったが理解の声で溢れていて、安心した。
だが少しだけ疑いの顔をしていて小さくなった俺は咄嗟に
「ここにいても悪いし、それじゃ、!」
と言葉を発しその場から逃げるように離れてしまった。
引き止める声で溢れていたが、あの場に留まることはできそうになかった。
「…ふ〜、」
声が聞こえなくなったところで安堵の声を出した。
🦍 side
『ごめんごめん!』
そう声を発して来た男は頭抑え、
しまったー!っという顔をしてやってきた。
自然と弁当があるであろう片手に目を向いたが、彼の手には何も握られてなどいなかった。
「ぼんさん、弁当は?」
⛄️『え、まじやん!』
🍌『持ってくるの忘れたんですか〜?』
🐷『いやいや、ぼんさんが持ってくるのを忘れるなんて…』
🍆『あ〜、』
『そうそう、持ってくるの忘れちゃったんだよ!』
少し沈黙があった気がするが…
気のせいか、と周りの反応を見る。
周りもそっか〜、と声をこぼす。
ここにいても悪いし、それじゃ!と、上から聞こえ、上を見る。
ぼんさんはこちらに背中を向け、足を出そうとしていた。
いやいや悪くないし、いてください、と4人で1人を引き留めようと試みたが
大丈夫大丈夫!と声を残して視界から消えてしまった。
そんな言葉なんか耳に入りません、とばかりに。
少し安堵した声が前から聞こえたのは気のせいだろうか?
沈黙が流れる。
そしてみんなが口を開いた
⛄️『ぼんさん、行っちゃいましたね…』
🍌『…別に行かなくてもいいのに、』
🐷『朝も食べてなかったのに、絶対大丈夫じゃねえよな…?』
その場は心配の声で溢れていた。
NEXT…♡7
コメント
1件
読了したわ。雨に濡れて教室に入るシーンの息苦しさ、すごく伝わってきた。特に「声のない一瞬の会話」って表現が刺さったな…。あと🦍 sideで友達がちゃんと心配してたの分かって、主人公が勝手に孤独になってる感じが切なかった。続き気になるわ🔥