それから、ノンとの修行が始まった。なかなかにきついものだったが、ノンの顔を見ると案外苦ではなかった。
五年後
「よし!今日のメニュー終わり!だんだん慣れてきたよね」「ノンのおかげだよ。それとこれ。今日誕生日だろ。おめでとう」「え!え!?いいの!これは…ネックレス?」指輪はまだ早いと怖気付いた自分を今すぐ殴りたい。「ありがとう!大事にするね!大好き!」ギュッ「ノン…苦しい…」「あっごめんごめん!嬉しくってつい…」苦しかった…というより、理性を保てる自信がなかった。初めて会った時に比べ、顔立ちは大人び、さらに美形となっていた、また、魔法で足に切り替えられるようになっている。それに…アレもデカイ…何がと言わないがデカイ…。「いつもありがとう。ノンがいなかったら今は死んでたと思う。感謝してる。」「グスン…」久しく見ていなかった彼女の涙は、五年前に比べてとても美しかった。「なんで泣くんだよ。」「だって…だってえ…こちらこそありがとうねえ。大好きだよお…」「僕もだ、愛してるよ。ノン」結局のところ僕たちの関係はどうと説明に追いつくものでも無いが、お互いに好意を抱いており、それはお互いに承知の上だ。だが、この関係に名前などいらないのだろう
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