テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
今日は病院でお父さんに最近の出来事を伝えて来た。今は夕方で何もすることがなく、だらしなく過ごしている。そうするとふと思った。
「お母さんとお父さんが居たら_どんな暮らしなんだろう。楽しいのかな、悲しいのかな。」
色々な妄想が捗った。
特に私はこれごお気に入りだ。
「お母さん!」
「奏、どうしたの?」
「あのね、あのね。勝ってほしいCDがあるんだ…」
「CD?いいわよ。でも、今料理してるかr…あぁ!大変!」
鍋から泡が吹いて、お母さんが慌てて火を消した。
「あっ、お母さんごめん…」
「いいのよ。奏でのせいじゃないわ。それにほら、もう泡ないでしょ!大丈夫よ。」
「お母さん…」
私はお母さんの温もりを感じたくて抱きついた。
「そろそろご飯だからお父さん呼んできてもらえる?」
「うん!」
「お父さん、ご飯だよ。」
「わかった、今行くよ。」
「せーの、」
「「「いただきます!」」」
3人で合唱をする。
「あ、これ美味しい!」
「良かった…おかわりあるからね!」
「する!」
「奏、もうちょっと食べてたから決めたらどうだ?入らなくなったら勿体ないだろう?」
「確かに、ありがとうお父さん!」
「ああ。ん、これいける。」
「でしょう?それはねー_」
「お父さん、お母さん、今日は一緒に寝てもいいかな…」
「もう、奏では甘えん坊さんね。ほら、おいで。」
「うん!」
(お母さんとお父さんの心が温かいから、寒くてもすぐ暖まっちゃうなぁ。幸せだな。)
(あれ、涙が……)
「こんな生活、憧れたな。あ、望月さんが来る時間…」
でもね、お母さん、お父さん。この生活も大好きだよ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!