「おなすい……」
机に突っ伏しながら甘い滑舌で愚痴をこぼす彼女。
「ないこ口内炎なりやすいよなー」
「なんでぇ……」
この頃、ないこは口内炎と戦っている。喉も何故か痛いらしく、まともに食べ物を口にしていないらしい。
うぅ〜……、と唸りながら瞳に薄っすら涙を浮かべるないこにいろんな欲が煽られる。
しょうがないやん。かわええんやもん。
「ないこ、薬塗ったげるからこっち向いて?」
「んぉ、!やっさしー!!塗って塗ってー!!」
俺が声をかければ、パッと顔を上げ、ぁー、と口を開くないこ。
キスする時の癖で、目を閉じてちゃってるとこもかわいい。
頬を包み、薬の付いた指を口内に差し込む
__のではなく、頬を包み、口を塞いだ。
「んむッ……!?//」
困惑し声を漏らしながら胸板を押してくるないこをよそ目に、舌で口内炎の在り処を探る。
「……ッん゙ぅ゙!?」
あっ、あった。
集中的に口内炎をいじめれば段々とないこの瞳が潤んでいく。
罪悪感と加虐心が脳内で争う。
「ま゙、ッ……//ん゙、ぃ゙……っ//はッ……、んん゙〜ッ!//」
勝ったのは加虐心だった。
口内炎を舐めたり、押したりすればいつもより大きな声が聞けるし、桃色の瞳がじんわりと濡れていくのにゾクゾクする。
「ッ……!ばかっ!!//」
「ぐぇッ」
襟を後ろから引っ張られ、強制的に口が離れる。
「いてぇんだよ、バカッ!//薬塗ってくれるんじゃないの!?//」
「いやぁ〜……、唾つけときゃ治る理論で……」
「治るわけねえだろ!!!1週間半径4メートル以内に入ってくんな!!!」
「んぇ〜〜〜、ないこたぁぁぁぁん!!!!」
こんなこともないこが口内炎になる度になってるから慣れっこだったり。
コメント
6件
ええめっちゃ好きです( ; ; )( ; ; ) 口内炎パロ( ? )性癖ぶっ刺さりましたぶく失です🤲🏻♡
以前から少し作品を見させていただいておりました、!ひょってコメントやフォロー出来てなかったのですが!ほんとに好きすぎて😭! フォローハート失礼します!
好きすぎるこの作品に出会えてよかった♥️フォロ失です!