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ドサッ
力なく草むらの上に倒れ込む
一体何が起きた
痛みは感じない、、、
kn「Broooock、なにしてッ、、、⁉︎」
向こうからNakamuをおぶってきんときが駆け寄ってくる
nk「きりやん、ッ⁉︎」
Nakamuの叫び声が聞こえる中
俺は意識を手放した
目を覚ますとなぜか視線が低かった
目の前にはきんときに何かを言われて尻尾をぶんぶんと地面に叩きつけているBroooock
nk「あっ!きりやん起きたよッ‼︎」
一斉にこちらに視線が向く
kn「きりやん、ッ!体に異常は、、、⁉︎」
kr「多分大丈夫、、、何が起こったの?」
br「僕の固有能力」
kr「どんな能力なの、?」
br「、、、」
nk「きりやん、、」
そう言って俺の目の前に鏡を置くNakamu
覗き込むとそこには垂れ耳のふわふわしたうさぎがいた
kr「はぁッ、、、!?」
br「獣の理解者、対象者を獣に変えることができて、変えられた人は僕に絶対服従!」
kr「は、ッ⁉︎服従、うそだろッ⁉︎」
br「試してみる?」
kr「いや、いいッ!」
br「“きりやん僕の頬にキスして?”」
kn「、、、え?」
nk「は、?」
kr「ぇ、あ、ッ、、、」
身体が勝手に、、
やだ、動いちゃダメ、
Nakamu、見ないで、、、
ピョンッ
チュッ♡
br「ほら、言ったでしょ?」
kn「ぶ、ぶるーく、、?」
br「んぇ、どうしたのきんさん?」
kn「最低ッ‼︎」
br「へ、ぁ⁉︎ちがう、ちがうよきんさぁん!」
kn「もう知らないから、!」
br「許してぇ~!きりやん元に戻すからぁ!」
ポンッ
kr「あ、戻った、、、」
nk「きりやんッ!」ギュッ
kr「おわ、ッ⁉︎Nakamu、、」
nk「浮気なんかしないでね、?」
kr「するわけないじゃん、、」
ボフンッ
kn「はぁッ、、、⁉︎⁉︎」
「なんで、俺に能力使ったのッ⁉︎」
Broooockの固有能力を受けたきんときは
黒いオコジョに似た容姿の動物になっていた
可愛い
br「“きんさん、キスして?” 」
kn「ぇ、あッ、、、!?//」
br「はーやーく!」
kn「この、へんたいがッ、、!//」
br「今日もいいツンデレっぷりだね!♡」
kn「くっそ、、」
チュッ♡
br「ほっぺなの、?」
kn「少しは反省しろ」
ボフンッ
br「、、、やっぱり照れてる」
kn「んなッ、//急に解除するなッ!//」
nk「いちゃいちゃしてんな、」
br「可愛いでしょ僕のきんさん」
nk「俺のきりやんの方が可愛いし」
kr「黙ってくんね?」
kn「Broooockうるさい」
br「え”へッッ、、!」
普通に生きていたら関わることのない二つの種族
三国が個々の正義を貫き生まれた戦争
ちゃんと話し合えば
ちゃんと理解し合えばこんなことにはならなかったのかもしれない
nk「ところで、まだ一国解決してない国があるよね?」
kn「神国ね、」
kr「どうやって乗り込むの?」
「内通者とかいないでしょ?」
kn「そうなんだよね、君たちみたいに協力的な人がいるとも限らないし、、、」
nk「そもそも、目的あるの?」
kr「目的?」
nk「そう、例えば獣国は戦闘狂の王様のせいで戦争が絶えなかったから殺した」
「魔法国では予言の魔導書のせいで戦争をしていたから燃やした、 」
「じゃあ、神国は?」
kr「前に聞いたことあるけど、神国は神のためとかじゃなかったっけ?」
kn「そうそう、神様に祈りを捧げて加護をもらう代わりに、戦争を仕掛けてくる国から自国を守ってるみたいな、、」
br「あれ、、?じゃあ解決してない?」
「もう、戦争を仕掛ける国はないんだよ?」
kn「確かに」
nk「じゃあ、もう戦争は起こらないってこ」
kn「、、、!?」
kr「なに、ッ⁉︎」
《緊急警報!神国!神国!》
おい、さっきまでの話と矛盾してるぞ
kn「どういうこと、、、?」
kr「神のお告げ、、、」
nk「、、、ねぇ、神殺しに行かない?」
kn「え、?」
nk「神国もきっと魔導書と同じで神の言うことは絶対って国なんじゃない? 」
kr「一理ある」
kn「神を殺す、、かぁ、笑」
br「噛み殺す?笑」
kn「うるさいで〜す」
nk「あははッ、笑」
kr「うわ、神国の人攻め込んできてる、」
kn「本当だ、しばらくは続きそうだね、」
br「いつ神国乗り込む?」
kn「ん〜、、どうしよかな、あんま」
ジャキッッ
kn「え、?」
kr「きんとき、ッ⁉︎」
??「動くな、動いたらコイツを殺す」
何が起こった、⁉︎
話していたら急にきんときの首筋にナイフが向けられて、、、
黒い服を纏い首から十字架をかけている、
身長は低めで目の下の隈がすごい容姿から察するに神国の人間だろう
br「きんさんッ、、、!」
kn「Broooock動かないで、!」
br「あ、、でもッ、それッ、!」
なんでこんな森の奥深くに
神国の人が、、
??「なんで獣国のやつが魔法国内に居るんだ?」
きんときの首筋に微かにナイフが当たり血が垂れる
kn「ッ、、、 」
苦しそうにするきんとき
どうすれば、
??「聞いてんだけど、それにさっき神国に乗り込むとか言ってたよな?」
br「そ、れは、、」
??「答えないとコイツ殺すよ?」
「まぁ、死なないかもだけど、笑」
nk「どういうこと、?」
??「な〜んだ、言ってなかったのか」
「教えてやろうか、?笑 」
kn「ッ、やめッ、ろっ、はぁッ」
??「コイツらには隠せても神国の奴らは全員分かるから」
br「、、、」
nk「ぶるーく、、?」
br「きんさん、ごめん、」
kn「ぶるーくッ、だめッ!」
??「うるさいなぁ、、」
ザシュッ
kn「ッ、、、カハッ」
br「きんさんッ、、⁉︎」
目の前で神国の男がきんときの首を切った
血をぼたぼたと垂らし呼吸が荒くなっていくきんとき
様子がおかしい
確かに即死級の深さまで切り裂かれていた
なのに、気絶すらせず意識がまだある
もしかして、、
??「バケモンかよ、笑」
「銀製のナイフで切り裂いたんだぞ?」
kn「ハーフなんでね、笑」
煽るかのようにニヤリと笑う彼
Broooockがすぐに駆け寄って回復魔法をかけようとするも、神国の男に阻止される
??「コイツを助けたかったら教えろ」
「なんで、魔法国の中にいるのか、神国に乗り込むとはどういうことか 」
br「僕たちは、、、」
「この世界を変えにきた」
??「は、?」
br「僕たちは獣国の国王を殺して逃亡中」
「魔法国のこの2人は予言の魔導書を燃やしてきたばっかり」
??「なんで、そんなこと、」
br「ねぇ、戦争なんてやめようよ」
??「でも、、~~様が、」
なんて言ったのだろうか
聞き取れなかった
br「君だって、分かってるはずでしょ?」
??「うるさい、うるさいッ、、!」
Broooockに向かって無数のナイフが飛ばされた
br「ぇ、、?」
kr「ぶるーくッ、、⁉︎」
ダメだ、間に合わない
nk「鉄壁ッ、、、!」
ドンッバコッ
地面から岩の壁が飛び出し、ナイフを防ぐ
nk「大丈夫、、っ⁉︎」
br「ぁ、、ありがとう、」
kr「ナイス、Nakamu!」
??「くっそ、どうすれば、、」
「教えてよ、神様、ッ、**スマイル**ッ、、」
スマイル、、、?
誰かの名前、?
??「俺は、正しい、、、 」
「消えろ、吸血鬼、、、ッ!」
ナイフを出しきんときに馬乗りになる彼
br「、、、ッ⁉︎」
腕を振り上げきんときめがけて振り下ろす
br「きんさんッ、!まってッ‼︎」
Broooockの泣き叫ぶような声
思わず目をつぶってしまう
nk「身代物語‼︎」
⁇?「ぇ、、あ、未蓮の旅っ、、!」
ヒュンッ
kn「ぇ、、っ?カヒュッ」
きんときの上から彼が消える
br「消えた、、っ⁉︎」
nk「一時的だけど飛ばしたから、今のうちにきんとき治療してっ!」
kr「了解っ!ありがとう!」
Nakamuの固有能力で呼び出した「花龍列車」の車掌さん
彼の能力の一つに対象者をふさわしい月へ飛ばす能力がある
彼は神無月にでも飛ばされたのではないか
でも、自分がずっと生まれてから祈りを捧げていた神に裁かれると言うのはあまりに残酷すぎるのではないだろうか
kn「ん、っ、、ゴフッ」
br「動いちゃダメッ!」
kn「ごめ、ありが、とっ」
こちらをチラリと見てBroooockを見つめるきんとき
Broooockが頷くときんときはどこか寂しげで諦めたかのような目をした
br「きんときの傷が完全に治ったら、全部話すから、」
弱々しい声でそう言った
シュンッ
??「ぁ、、っ?」
彼が戻ってきた
頬に涙が伝っている
もう、敵意はなさそうだ
nk「ねぇ、大丈夫、、?」
??「ちがぅ、ちがうッ!そんな、つもりじゃ、」
突然ぶつぶつと呟き始める彼
??「~~様はこんなこと言わない、だれ、?だれなの、?お前は神じゃない、ッ!」
kr「拘束」
??「はなせよッ!俺は、スマイルを助けなきゃッ!」
また、スマイル
誰なんだよ、、、
kr「今度はお前が教える番だ、名前は?」
??「、、、シャークん」
nk「シャークん、なんでこんな森の奥にきたの?」
sh「匂いがしたから、、」
kr「、、、」
br「、、、」
nk「スマイルって誰?」
sh「俺の、大切な人、、、」
nk「どこにいるの?」
sh「スマイルは、、、人質に、されてる、」