この作品はいかがでしたか?
303
この作品はいかがでしたか?
303
続きからどす〜
______________________
「とと、いっちゃやらぁぁ」
「ちょ、お、落ち着け、?真っ赤…?」
真っ赤?
真っ赤だと俺はタヒぬ?
いや、今までにもタヒにかけたことはあった。でもゾムはこんな風に止めようとしなかった。
今まではゾムの言う、真っ赤じゃ無かった?
なぜいきなり言い出したのか、ゾムには何が見えているのか、全く持って検討がつかなかった。
いや、
あった
ゾムは最近になって絵を描くようになった。
聞いてみれば、グルッペンからもらった画材らしい。
それを使ってよく、〈俺〉を描いてくれた。
でもまだまだ人の原型なんて分かるものではなく、紙にぐるぐると色が分けられて描かれているだけのものだ。
ゾムが描いた絵には必ず、不自然な色があった。
例えばオレンジ。
俺を描いたと言って見せてきた時、オレンジ色でぐるぐると周りを囲っていたのだ。
その時は子供特有の感性かな?と思っていたが、違う。
ゾムには見えているのだ。
俺にはわからない、何かが。
「ゾム…、お前には何が見えとるんや…?」
______________________
それから、謎も解けないままに戦争は始まった。ゾムは予定通り、日常国に預けているため安全だ。
心残りしか無いが、俺は前線に立って大剣を振う。
この命削ろうとも、必ずや勝ちを掴み取ってみせる。
______________________
うちの国に来た子供は少し眠たそうで、それでいて緊張しているようだった。
「君が…ゾム君?」
「うん」
「そっか、そっか!俺はぺいんと!!よろしくね!!!!!」
「クロノアです、よろしくね」
「しにがみでーす!」
「トラゾーです、よろしく〜」
「ととは、?」
「とと?…あ!トントンさん!?」
完全に目が覚めたのか、育て親であるトントンさんの名前を呼び辺りを見渡していた。
どこを見ても居ない事が分かってしまったのか、目にいっぱいの涙を溜めて今にも泣き出しそうだった。
「あー!ぺいんとさんが子供泣かせたー!!」
「うわ〜ぺいんとそれは無いよ」
「え、ちょ!!?俺泣かせて無いんだけど!!!!!?」
「とと…」
ついにダムが放水された時のように涙が出ていた。
本当にトントンさんの事好きなんだなぁ…、
そう思いつつ、試行錯誤しながら目の前の子供を泣き止ませようと奮闘する。
「ちょ!トラゾー!!!イナリさん呼んでよ!!!!!!」
「無理だよ、イナリさん今忙しいもん!!」
「あ〜ゾムさーん、こっち向いて〜?」
「うぅ…ととぉ……」
「いないなーい、ばぁ!」
「ととぉぉぉぉ…!」
しにがみ渾身の変顔も子供にはただのホラーだったらしく、さらに泣いてしまった。
「あ、そう言えばトントンさんがマフラー渡してくれてたよね!?」
「そうだね」
「それ使ってなんとかならないかな!!?」
「うっわ!珍しくぺいんとさんが冴えてる!」
「本当だ、珍しい」
子供にトントンさんのマフラーを手渡せば、目がこぼれ落ちるんじゃ無いか、という程目を見開いた後マフラーを抱きしめて寝てしまった。
「ね、ねた…、?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…つ、疲れた…」
「トントンさん達っていっつもこんな事やってんのかな、凄すぎでしょ…」
「子育てに加えて書記長で今は前線で戦ってる…本当に何者なんだろあの人…」
「我々軍最強の軍人…さすがだね…」
______________________
おまけ
「ぺ、い、ん、と!」
「ぺんちゃ!!」
「惜しい〜!!!!!でも可愛いからいい!!」
「ぺいんとさんばっかりずるいです!!僕も!!」
「しにちゃー!!」
「じゃあ俺は?」
「くろしゃ!!」
「俺は?」
「とらしゃー!!」
「「かわいー!!!!!!」」
______________________
おわり!!
は?、って思うかもしれんけど()
一応補足としてはzにはその人の未来と現状を表す、オーラみたいなのが見えます。
オーラは全体にまとってある場合と部分的な場合があります。
色によって未来なのか、現状なのかが分かるようになってます
真っ赤(赤)が血を表しており、tの場合滅多刺しにでもされてタヒんじゃうんだとzは見たわけです。
今までは体の一部に赤がまとわりついているだけだったのでzも気にしてませんでした。
以上!
補足!!!
リクちょっと回転しちゃった、!
ごめんんんんんんんんんん!!!!
そしてねみぃ()
コメント
2件
とうとおおい....... 未来視甜菜か!!!!!!!!!!!!まじで.....あー...いいわぁ...........
なんか180度回って戻ってきた感じだけど可愛いからヨシ!