【竜蘭】
突如バットエンドが書きたくなったので息抜き供養です。
ちなみに意味不です。
*死ネタ
*なんでも大丈夫な方のみ
竜胆、俺のこと嫌いって言ってよ。
要らないって、邪魔だって言ってよ。
そしたらなんの迷いもなく死ねるのに。
ねぇ、竜胆__
竜胆「今日も熱下がんないねぇ…辛いよね。
何もしてあげられなくてごめんね…」
蘭「…いいよ」
竜胆「兄ちゃん最近元気ないね…なんかあった?」
蘭「なんにも…」
竜胆「そう?なんかあったらすぐ言いなよ?」
蘭「ん…水飲みたい…」
竜胆「取ってくるね〜」
蘭「…」
夢を見た。
酷く懐かしい夢。
それはとても良い夢と言えるものではなくて、悪夢のような、トラウマを思い出させるような夢。
俺がある思いを持ち始めた頃の夢だ。
竜胆「はい、水持ってきたよ」
蘭「ありがと」
竜胆「早く良くなるといいね、、」
蘭「…別によくなんなくてもいいよ」
竜胆「は?なんで?」
蘭「だってそうすれば竜胆ずっと俺の隣にいてくれるでしょ?」
竜胆「そんなこと…?言ってくれればずっと隣にいるよ?それより兄ちゃんの体の方が大切でしょ」
蘭「…じゃ、ぎゅってして?」
竜胆「はい、ぎゅ〜っ♡」
蘭「ありがと…」
竜胆「珍しく甘えただね〜♡熱のせいかなぁ?」
幸せ
幸せの定義ってなんだろう?
家庭を持っていること?
友達がいること?
才能があること?
愛されていること?
もし今の俺が幸せだって言うのなら、俺はこの幸せを早く手放してしまいたい。
後悔なんてしたくないから。
竜胆には絶対に幸せになってもらいたい。
なんて思ってはいるけど、
俺以外の人と幸せになるなんて考えたくもない。
そもそも俺達は兄弟だから、いずれは別々の家で暮らして、別々の家庭を持つのだろう。
竜胆が俺から離れていくなんて、俺を1人にするなんて耐えられないから、だから
俺は竜胆が幸せになる前に死にたい。
そんなことばかり考えている。
蘭「ねぇ、竜胆」
竜胆「なぁに?」
蘭「竜胆にとって幸せってなに…?」
竜胆「え〜…好きなモン食って、好きなとこ住んで、好きな人と一緒にいれたら幸せ…かな?」
蘭「…そっか、」
竜胆「どしたの急に」
蘭「なんでもないよ」
やっぱりそうだよね。
俺の求めていた答えだ。
俺が望んでいた答えじゃなくて良かった。
もし、『兄ちゃんと一緒にいること』
って言ってくれてたら、きっとまた竜胆を縛り付けちゃうから。
これで竜胆も自由だよ。
蘭「ありがとう」
竜胆「え、なにが??」
蘭「好き。愛してる」
竜胆「熱でやられたか…もう寝な?おやすみ、兄ちゃん」
蘭「おやすみ」
俺はきっと、幸せだった__
兄ちゃんが死んだ。
突然の事だった。
兄ちゃんの熱が下がらない日が続き、
ようやく熱が下がったので
俺は前々から誘われていたイベントに行った。
家に帰ると物音1つしなくて、寝てるんだって思ってた。
部屋に行ったら兄ちゃんが倒れてて、
その時には既に心臓が止まってた。
焦りと不安で胸が押しつぶされそうになって上手く頭が回らなかった。
そんな時たまたま兄ちゃんと予定があった大将が家に上がってきて、救急車を呼んでくれた。
けど遅すぎた。
その後の検査によると、自殺だったらしい。
腕には無数の傷があったことから、
不慮の事故ではないと。
机の引き出しからは遺書がでてきた。
いっぱいの文字の中にあったほとんどは
辛かった事とか、兄ちゃんの思いとかじゃなくて、俺への思いだった。
唯一兄ちゃん自身の思いが書かれていたのは最後の文だけだった。
『竜胆にとって幸せってなにって質問した時のこと、覚えてる?
あの時の答え聞いて、決意したの。
竜胆にとって俺ってどんな存在だったかな。
邪魔だったならごめんね。
竜胆にとって俺といた時間ってどうだったかな。
嫌だったとか、辛かったならごめんね。
いっぱい迷惑かけちゃったのに一緒にいてくれてありがとう。
好きになっちゃってごめんね。でも大好き。』
あぁ、俺は自分から大切を手放しちゃったんだ
俺が兄ちゃんに追い打ちをかけたんだ。
ごめん、ごめん…
なんで兄ちゃんといる時が幸せって正直に言ってあげられなかったんだろう。
正直に言っていれば、兄ちゃんは今も笑っていたかもしれないのに。
竜胆「ダメな弟でごめん…」
もう遅いのに。
もう謝る相手はいないのに。
一応ここで終わらせる予定だけどもしかしたら続くかも。
コメント
7件
うぅ…切ない…
おっーとここから竜胆が精神崩壊する気がする…イザナよく冷静に救急車呼んだ!スゴい!