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武装少女

7 - 第7話 妖怪と私達(4)

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2025年07月18日

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慌ておどおどしているウルを見た竜華は軽くため息をついた後ウルの頭にぽんと手を乗せ

「大丈夫だから一旦落ち着きなさい。」

と言って頭を少し撫でた後に

「ほら、一回深呼吸して冷静になって探してみなさい。」


その言葉を聞いたウルは安心したのか一言「はい!」と言って深呼吸をし、鍵を探し始めた。

いっぽう結界に閉じ込められた…罰って子は「出せぇ!!!!!」と結界の中で暴れていた。

…元気だなぁ。


「あんたが鍵の場所教えてくれたら出してもいいわよ」

「それは嫌でーす!べーっ」

「そう。なら無理ね。」

「もぉぉぉ‼‼‼罪‼まだそいつ倒せないの⁉」


堪忍袋の緒が今にも切れそうな声のトーンで罰は罪に聞いた。

当の本人の罪とルズはまだまだ戦闘をしていた。

状況でいえば互角って感じ。


「待ってね罰‼こいっつ手ごわくってさぁっ‼」

と言った瞬間を見逃さなかったのかルズは

「隙有!!!」

と大声でハンマーを振り回し始めた。

「だからお前もさっさと死ねよ!!」

罪はそれをひらりと避けまたナイフでルズを刺そうとして____


「ルズさん!!ナイフ‼鍵‼」


とウルが言った瞬間ルズはナイフをそのまま受け自分の体に刺さったナイフを抜き取って握りつぶした。

その瞬間鈍い音がして結界が割れて消えた。

と言っても結界は元々見えないものだけどね。


「結界が___晴れた」

そう私が言うと罪と罰は唖然とした顔だったがルズが

「う゛ーーーーーっやっぱり受け止めない方がよかったかも!!!」

と大声を出したため我に返ったのか

「いや…え?マジで結界壊されてる…?」

と罰が言ったので

「壊したわよ」

と竜華があっさり言ったものだからより彼らはより驚いて

「な、なんで結界を壊しに来たの?なんで壊したの?」

と聞いてきた

私は少し息を吐いてから

「この灯台の持ち主が、管理人の息子が依頼してきたんだってさ。」

「”親父のせいでもう使われなくなった灯台に住んでる妖怪を外に出して欲しいんです…。親父も俺が死んだらそうしてくれって、あの子たちにあの空っぽの場所を守らせないでくれって言ってたから…。”ってね。」

それを聞いた罪と罰はこれまた嘘だろ…といった表情で

「あいつ…やっぱり死んだんだ…なんだよそれ、僕たちがバカみたいじゃん」

と罪が言った。少しだけ泣きそうな顔をしていたけどきっと気のせいだろう。

「おじょうさま~~~!!大丈夫ですか!?」

ウルが今にも泣きそうな顔で私の目の前にきてそう言った

「大丈夫だよ、ってか私”システム”を弄っただけだけどねぇ」

と言うとウルは首をかしげて「縺励縺ヲ繧…?」と言っていた。




私達の世界では結界はその囲まれている場所を守っている物であるため、結界が壊れることで罪と罰に何か危害を加えてしまう可能性がある。だから私はこうすることにした。

「よし!君たち明上神社行こう!結界壊しちゃったからね!」

明上神社とは私の知り合いの友達の明上桜ちゃんが運営している神社。

祭っている神様___というかあそこは結構フリーで妖怪も神様もカモンって感じなのだ。

桜ちゃんが学生とかの諸事情で開けることが多いから基本的に妖怪の遊び場と言っても過言ではない。

すると罪と罰は

「はぁ…?」

「えぇ…?」

と言っていた。こいつら定期的に息合ったりするよなぁ…。

顔も似てるしやっぱり双子なのかな?

「明上神社は基本的にいろんな妖怪___っても最近は3人しかいないけど妖怪とか神様とかが祭ってある結構フリーな神社だよ。結界壊すって以来だけど私にも責任があるからねぇ。どう?来る?まぁ来なくてもつれていくけど。」

「罪・罰が行くなら行く」

相変らず息がすっげえあってるなこいつら

ってか名前そのままはちょっとなぁ…

「君たちって名前誰かにつけてもらったの?」

「いーや?ニンゲンが勝手に名付けてたんだよ」

えぇ……ネーミングセンス終わってんなそいつ。

「…よかったら私がちょっと名前変えてもいいかな?」

私が言うと彼らはOKと言ってくれた。

「じゃぁねぇ……罪が鶴、罰が鳩。これでどう?」

「えー‼いいと思う‼鶴はどう?」

「僕もいいと思う…けど。」

よしよし、嬉しそうで何より。





別日の朝

「汐猫さぁーーーーん!?いますーーーーー!?」

現在、明上神社。現段階の最年長で一番面倒見がいい白髪赤目の“汐猫せきね”を呼んでるんだけど…居なくね?

「ねぇニンゲン、ほんとにいるの?」

と鶴が怪しんで私を見つめている…そんな目で見るなぁ…

「いるよ~~‼せきねちゃんじゃないけどねもちゃんがいるよぉ~~~‼」

「う゛っ゛わ゛ぁ゛!?」

うわぁ…ビビったぁ…ネモちゃんビビらせて来る時めっちゃビビるんだよなぁ…

すると後ろから

「…姉さん、驚いてるから、大声出すの、やめて」

ネモの弟のニルが出てきた。この兄弟ほんと仲いいなぁ…。

「…ぅう、ごめんね、ニル」

「大丈夫、いつものことだから、あんまり気にしてない。」

「それってカバーになってないよニル!?」

といつも通りネモニルの兄弟コントを見ていると汐猫が現れて

「あんたたち何してんのよ…」

「あ!せきねちゃん!お客さんだよ!」

「…汐姉、お客さん、姉さんがまた驚かしてた。」

そうニルが言うと汐猫が怒った様子で

「あらぁ?ネモぉ????」

と言った。ネモは顔面蒼白で

「せきねちゃん!!これは!これはぁ!」

とか何とか言っていた。

「というか結構久しぶりね、戸秋とマキナさんと…妖怪?」

汐猫は不思議な様子でルズと討論してる鶴鳩コンビを見ていた。

「どぉもぉ汐猫さぁん…この妖怪私に攻撃的なんですけど何でですかねぇ」

ルズがしょんぼりした様子で言うと汐猫はあらぁ…と小さくつぶやいて

「知らないわよ…で、用件はその妖怪達で合ってる?」

「うん。結界にいたんだけど依頼主__結界で守られてた地主の息子さんが結界を壊して開放してほしいって言われてねぇ」

その言葉を聞くと汐猫は少し不快そうな顔をして

「完全に人間のエゴじゃない…」

と言っていた。勿論それは私も思った。だけど依頼人はよっぽどのエゴイストなのだろう。依頼だけに大金をかけていた。

「相変らずごめんねぇ…。鶴も鳩も。」

反面鶴鳩コンビは気にしませんがと言った顔で

「いや、大丈夫だし鳩と居れればそれでいい。」

「あんまり気にしてないよ~僕も鶴と居れればいいもんね~」

…軽いなぁ。


そんなこんなで明上神社を少々探索した鶴鳩コンビは住むことに決めたらしい(マジで軽いな)

ってわけで私達はサヨナラバイバイしてルズの修理に黒兎亭に行くことにした。

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