今回はもちろんゲン千と、千空&大樹&杠の幼馴染組の友情描写が多いです!
ワンクッション
超軽めのモブ千有り
千空目線
パチッ、
昨日は…ゲンとヤったのか
ズキッ、
腰が痛い
千空「…ぁ”」
予想通り、声は少し枯れている
千空「…ふあぁ…、」
幻「おは〜千空ちゃん♪可愛いあくびだね」
千空「!?」ビクッ
千空「ビッ……びったわ…」
幻「そりゃ、ここは俺の家だからね~」
幻「あ、そうそう。千空ちゃんが寝ちゃったあとちゃんと後処理したから、心配しないで」
千空「そ、うか…おありがてぇ」
幻「今日は休日!お腹すいてるでしょ?ご飯できてるよ♪」
幻「先リビング行ってるね」
千空「おー」
毎日見ている制服姿のゲンとは違う、部屋着のゲン。普段通りでは無い雰囲気のゲンは、昨日のことを思い出させる
……顔あちぃ
千空「…行くか」
カタ……コトッ
千空「な、……っ」
幻「お、千空ちゃん。コーヒーいる?」
千空「ぁ”ッ、?あ〜…いただくわ」
幻「りょーかい!」
机の上にはシンプルな皿の上に乗ったホテルの朝飯か?ってほどの栄養バランスがとれている洋風な食事があった。
幻「はい、どうぞ」 コトッ
千空「テメー毎朝こんな豪華なの食ってんのか…??」
幻「まさかぁ!お客さんがいるから張り切っちゃった♪」
千空「だよな…」
千空「いただきます」
幻「はーい」
サクッ、
千空「」 モグモグモグ、 ゴクッ
幻「どぉ?」
千空「うめぇな!料理も出来んのか」
幻「それはよかった~♪」
千空「そういぁ、家族は家にいねぇのか?」
幻「あ~うん。両親2人とも忙しくてね。今は出張で昨日から1週間ぐらい家居ないんだよね」
千空「ほーん」モグモグ……
幻「」ジーーーーッ
千空「…見すぎだ」
幻「いやぁー俺が作った料理を美味しそうに食べてる千空ちゃんが愛おしくて……」
幻「しかも昨日俺だけをずっと見てろって言ってたじゃない?」
千空「それは……例えの話だろーが」
幻「あの時の千空ちゃんはそのままの意味で言ってたように聞こえたけどねぇ?」
千空「……」
千空「どうだかな」
幻「千空ちゃんってほんとはそうだけど認めたくない時ってキッパリちがう!!って否定しないよね…バレバレだよ?」
千空「あ”〜休日の朝からメンタリスト発揮してんじゃねーー!」
「「ごちそうさまでした」
幻「さて、お風呂でも入る?」
幻「昨日は家来てすぐ部屋行ってイチャイチャして夕飯もお風呂もなんもしなかったからね〜」
千空「そうだな、汗がベタベタして気持ちわりぃ」
幻「もうお風呂沸かしてあるよ♪」
千空「執事みてぇだなテメー」
風呂……なんだか同居しているみたいな気分になる
千空「ぁ”~、朝風呂気持ちがいいな……」
幻「そうねぇ」
幻「千空ちゃん…冗談抜きでさ」
サワ、(うなじを触る)
千空「っ、」ピクッ
幻「みんなにΩってことバレたらズイマーじゃない?」
幻「千空ちゃんに片思いしてる悪いヤツが無理矢理うなじ噛んでくるかも……」
千空「俺に片思い…??クク、そんなヤツいねぇだろ」
幻「え、ッいるよ!?」
千空「何を根拠に…」
幻「知らないの千空ちゃん!?」
幻「三年生に千空ちゃんへの愛がバイヤーすぎて最近噂になってるαがいるんだよ」
千空「……あ”…??それはテメーじゃねぇのか」
幻「なっ、…俺は片思いじゃなくて両思いだから! 」
千空「それもそうか」
幻「」納得してくれんのかわいい…
幻「”モブ男”っていう人。とにかく!気をつけてね?」
千空「親かよ」
千空「…まぁ、大樹&杠にΩだってことをバレるのは嫌だな」
幻「え、どうして?」
千空「アイツらとは長年一緒に過ごしてきた。」
千空「ずっと俺に騙されてたって知ったらガッカリすんだろ」
幻「」ポカーン
幻「はは、あの二人はそんなこと思わないよ。絶対!」
月曜日
ガラッ、(扉開)
ザワザワ…
千空「…?」
教室に入った途端、一瞬クラスメイトの視線が俺に刺さった
いつもならこんなことはないから少し困惑した
が、すぐに視線はなくなったから特に気にせずに席につこう
クラスメイト1「なぁ石神…」
クラスメイト1「お前がΩって本当か?」
千空「…は?」
……
クラスメイト1「やっぱりそうなのか…ごめんな、いきなりこんなこと聞いて 気になっちまったんだ」
千空「っ」
脈が早い…心臓の鼓動を感じる どうしてバレた??ゲンが言った?いや、アイツは100億%そんなことしねぇ
クラスメイト2「俺見たんだよーお前が下校中ヒート起こすとこ!」
クラスメイト2「いや~ビックリしたよ!!βだと聞いてた学年成績トップのお前がいきなりヒート起こすんだもん」
クラスメイト1「…お前言い方性格悪いぞ」
クラスメイト2「えっ、そうだった?すまん石神」
……もうバレている 言い逃れはできない
千空「…いや、いい。俺がΩってこと、どれくらいの人数に言ったんだ?」
クラスメイト2「あまりにもビックリしたもんだから共有したくて友達全員に言ったかな」
クラスメイト2「あ、仲良い先輩にも言ったわ」
クラスメイト1「おま、ッバカじゃねぇのか!?いやバカだ!」
クラスメイト2「バッ……!?え?なんで??」
クラスメイト1「石神が隠すくらいなんだから知られて嫌なことに決まってんのになんでそんな大量に言いふらしてんだよ!?」
クラスメイト2「えっ、ぁ”ッ!?そうか…!!すまん石神…!!」
放課後 屋上
千空「…あ”〜、どうすっかな…いや、どうしようもねぇか」
結局今日は一日中頭が真っ白だった…一人で屋上に居るとだいぶ頭が冷えるな
クラスメイト2も悪気があって言いふらしたわけじゃねぇ。俺にとって嫌なことがアイツにとっては嫌だと思わなかった それだけだ。
ゲンはメンタリストの仕事で今日は学校に居ない
噂は瞬く間に広がる。別のクラスの大樹と杠の耳にも入ってきているだろ。
…なんとなく会いずれぇ
プルルル…プルルル…
…ゲンから電話か
幻『やっほ~千空ちゃん♪』
幻『仕事一通り終わったからかけちゃった』
幻『今学校だよね?あとちょっとで着きそう』
千空「学校だ……あー、Ωってこと早速バレた」
幻『おめ、っ…!!大樹ちゃんと杠ちゃんは??一緒にいないの!?』
千空「いねぇな今は一人で屋上にいる」
幻『一人は危ないって…!!ましてやΩってことバレちゃったのに!』
千空「平気
千空「ッ、”!~!//♡」ドクンッ
幻『千空ちゃん…?ヒート??』
っヒート…!一人でよかった…前回よりはまだマシだな、今回は抑制剤がある
千空「ッは、♡ッぁ”//♡」ガサゴソ…
ガチャッ
??「…」ジッ…
千空「、”…♡」…三年生、?コイツがαだったらマズイ…
??「っ…!!♡俺ってやっぱりついてるな~!」
幻『……、!!モブ男ちゃん…!?』嘘、なんでこのタイミング…!?ヤバい、
モブ男「あ?」
千空「っふ//…ッ♡ふー、ッ//♡」 ギュッ、(携帯)
モブ男「……あー電話ね…貸して」 パシッ
幻『千空ちゃッ
ブツッ
モブ男「その抑制剤も。飲まないで」 ヒョイ、
千空「やめ、…//ぅ”ッ…♡/、っ…は、ッ♡」
モブ男…??こいつ、ゲンが言ってた噂になってるαか
モブ男「てっきりもう浅霧ってヤツと番になったのかと思ったけど違うんだね…よかった」
モブ男「……ふぅーーっ、♡…千空くんのフェロモンやばいわ……ッ♡」
ドカッ、(押倒)
モブ男「ヒートでとろとろで可愛いね千空くん……♡」
モブ男「もう止めらんねぇ…♡可愛い千空くんと番になるのはこの俺だ♡♡」
グイ、ッ
千空「は、ッ、…??//♡やだ、っ、//!?♡」
モブ男「大好きだよ……♡♡」
……!!噛まれる……!!
ダダダダダ…
バンッ!!(扉開)
??「千空ー!!!」
モブ男「!?!?」
千空「ハッ、♡はっ、/♡、…ぁ”」
大樹…!?
ズサー!!
大樹「千空に悪いことをするなー!!」バッ!
モブ男「……だははっ!俺を殴るでもなく仁王立ちで腕広げて守ってんのか!!笑えるなぁおい!!」
モブ男「邪魔だどけ」
大樹「何があっても絶対にどかない!!千空は俺の大事な友達だー!!」
モブ男「チッ、…力ずくでもどかすしかねぇなぁ!?」
ドカッ! ドゴッ!
大樹「……」
千空「大樹!!」
千空「ッ、ぁ”っ、…♡はぁっ、!!~//♡」
ダメだ、ヒートで思うように体動かせねぇ
杠「千空君!」
千空「!?杠…」
杠「これ、抑制剤だよ 飲んで!」
ゴクッ
千空「ふっ、ぅ”……」
杠「良かった、落ち着いてきた」
杠「こっちおいで!」
千空「あ”ぁ…」
…!体が動く…
モブ男「おい一年ども!!何勝手なことしてんだよ!!これじゃぁ俺と千空くんが番になれねぇじゃねぇか!!」
「勝手なことをしてるのは君だよ?モブ男ちゃん」
幻「…」ジロッ…
ゲン!!
モブ男「テメーら三人のことなんか俺にかかれば一瞬で潰せるんだよ」
モブ男「邪魔しなければ痛い思いはもうさせねぇから早くどっか行けよ!!」
ピロンッ
幻「はい、録音完了!」
モブ男「……は?」
幻「これは大樹ちゃんのスマホ♪」
幻「電話で大樹ちゃんに頼んで最初から録音してもらってたんだ〜」
幻「……これ、」
幻「学校掲示板に投稿したらどうなるかな?」
モブ男「っ!!!」
幻「もちろん学校中モブ男ちゃんの噂だらけ…信頼なんて一切無くなる」
幻「しかも先生達にもバレて大学進路はお先真っ暗……」
幻「…あれ、どうしてそんなに焦ってるの?」
モブ男「……」
幻「君が招いたことなのに」
幻「…人生滅茶苦茶にされたくなかったら」
幻「二度と千空ちゃんに関わるな」ギロ、
モブ男「……!!」 タッタッタッ……
「「「千空(ちゃん)(君)!!」」」
幻「はぁ〜〜ジーマーで無事でよかった〜!!泣」ギュッ、(抱)
杠「幻君が私達に電話してくれたおかげで間に合ったよ」
杠「『屋上で千空ちゃんが酷い目に遭ってる』って!」
大樹「ギリギリだったなー!」
杠「録音を脅しに使って追い払うってのをあの短時間でパッと思いつく幻君はやっぱり凄いですなぁ」
大樹「さっきの幻の迫力は凄かったぞー!」
千空「本当に助かった おありがてぇ」
千空「あと…大樹、杠 今までずっとβだと騙してて悪かった」
大樹「どうして謝るんだー!?」
杠「騙してなんかないよ!その嘘は自分を守るためのものなんでしょ?」
大樹「千空だって人間だ!秘密など沢山ある!!」
杠「謝る必要ないんだよ」
千空「」
千空「……あ”〜そうか…」
千空「クク、テメーらの演説でお涙がちょちょぎれるわ笑」
ほらね?この二人はガッカリなんてしない
優しいし……なにより
千空ちゃんのことが大好きだからね♪
俺も大大大大好きだけど!!
コメント
1件