キスを受け入れられない方はご遠慮ください。キス以外のことはないので、心配ありません。
***
「シャケ——」俺はふと低い声で叫んだ。声には少しからかうようなニュアンスが含まれていた。シャークんは手元の物を整理していたが、この愛称を聞いて少し困ったように振り返った。
「どうした?」彼は眉をひそめ、少し不満そうな口調だったが、その目には疑問と困惑が滲んでいた。
「う〜ん、何でもないよ〜」俺は軽く笑い、わざといたずらっぽい口調で彼をからかい続けた。近づくと、彼は不満そうに一歩後ずさった。
しかし、彼は気づいていなかった。俺の手が静かに伸びて、彼の手首を掴んでいた。
「おい、なかむ、何を——」彼が言い終わる前に、俺は素早く近づき、躊躇うことなく彼の唇に自分の唇を重ねた。その瞬間、彼が全身を硬くして、呼吸が荒くなっているのを感じた。まるで俺がこんな行動を取るなんて信じられないかのように。
このキスは予想以上に長く、少し行き過ぎた感じがした。俺は彼の唇の温もりと微かに震える反応を貪欲に感じ、簡単に離したくなかった。シャークんは俺を押し返そうとしたが、俺は退かず、逆にキスを深め、わざと彼を苛立たせるようにした。
ついに、彼は力強く俺を押しのけ、頬が恥ずかしさで真っ赤になっていた。「お前何を考えてるんだ!?」彼は息を切らし、声が怒りと混乱で震えていた。
俺は軽く笑い、手で唇を拭いながら、彼の恥ずかしさと怒りで真っ赤になった顔を見て、心の中で何とも言えない快感が湧いてきた。「どうしたの、シャケ?俺にキスされてそんなに慌てちゃったの?」俺はわざと無関心な様子を装い、彼をからかうように見つめた。
「お前……掃除ちゃんとしろよ!」シャークんは言葉が詰まり、まださっきのショックから抜け出せていないようだった。彼は思わず顔をそむけ、俺を見ないようにし、無意識に指を握りしめていた。まるで心を落ち着かせようとしているかのように。
「まあ、失礼だったね」俺は肩をすくめて軽く答えた。「でも、次は俺にもうチャンスを与えないでね〜そうしないと、もっと過激なことをしちゃうかもよ?」俺はわざと含みのある口調で言い残し、振り返らずに遠くへ歩いて行った。背中越しに手を振りながら。
「この野郎……」背後でシャークんの低い呪いの声が聞こえ、思わず口元がほころんだ。
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