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画面の向こうの君へ

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画面の向こうの君へ

7 - 第7話 続き

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2025年10月04日

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夜11時過ぎ。のあから「もう少ししたら帰るね」とメッセージが届いた瞬間、ゆうくんの指は勝手に動いた。

頭で考えるよりも早く、心が言葉を押し出していた。


『ねぇ、のあ。今どこにいるの?誰といるの?』

送信ボタンを押した瞬間、胸の奥がちくりと痛む。

既読がつくまでの数秒が、まるで永遠みたいに長い。


やっと既読がついた。

けれど返事はない。


『…俺のこと考えてくれてる?』

二通目が勝手に送られていく。

指が震えているのが、自分でもわかる。


「俺…怖いんだよ、のあ…」

独り言が漏れる。

画面の向こうに、泣きそうな顔の自分が映っている気がした。


数分後、のあから返信が届く。

『え?ゆうくんどうしたの?』


その優しい文字さえ、今は胸に刺さる。

──本当は、こんな言い方したいわけじゃないのに。

──ただ、好きすぎて、不安で、苦しいだけなのに。


『のあが誰かといるの考えるだけで、頭おかしくなりそう。

俺だけ見ててほしいのに、どうしても不安になる。

ごめん、重いのわかってる。けど本当なんだ…』


送信してしまったメッセージを見つめながら、

ゆうくんは深く息を吐いた。

胸が苦しい。

でも、これ以上隠せなかった。


スマホの向こうにいるのあに、自分の心の全てを晒してしまった。

その後どうなるか、わからないまま──


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