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今回の登場人物︰鎌田詩織(主人公。耳が聞こえない)、白鳥凪(主人公の友達)、その他(先生)
私は鎌田詩織。高校1年生。新学期が始まり、1ヶ月が過ぎ、新しい環境にも慣れてきたが、私はまだ、不安なことがある。それは勉強だ。私は耳が聞こえないため、授業内容が分からない。そんな時、いつも助けてくれるのが白鳥凪くん。白鳥くんはいつも私を優先してくれる。私が授業が分からない時は、すぐに教えてくれる。
「だからここがこうなるんだ」
(ん?今どこの事言ってるの?)
『トントン』
私は凪くんの肩を叩いた。するとすぐに気付いきてくれて、教えてくれた。やっぱり凪くんは優しいな。授業が終わり、昼休みになった。
「一緒に昼飯食わない?」
と、凪くんは手話で私に話しかけてくれた。
「うん、いいよ」
と、私も手話で返事をした。いつものように教室で食べている時、凪くんが
「今日の数学ムズくなかった?」
と手話で言ってきた。私はすぐに、
「うん、難しかった。耳の聞こえない私にはサッパリだよ」
と返事した。その時、誰かが凪くんに話しかけてきた。話しかけてきたのは、本田俊介くんだった。
「お前、コイツと話してて楽しい?耳が聞こえないんだから、迷惑なだけだぞ?」
何を言っているのかサッパリだったが、凪くんの顔を見ると、怒っている表情をしていた。
「俺は詩織と話してて楽しけどな?それに、耳が聞こえなくて迷惑がかかるのは当たり前。詩織なりに努力してんだよ」
と何か言っていた。
「チッ!そうかよ!」
何か言って本田くんはどこかへ行ってしまった。その時、
「気にしなくていいからね」
と凪くんが手話で言ってくれた。やっぱり凪くんは優しい。耳の聞こえない私に優しくしてくれるのは感謝しかない。でも、少し前に補聴器が壊れてしまって、もっと迷惑がかかってしまう。早く治してみんなにちゃんと感謝と謝罪をしたい。そう思いながら、私の一日が過ぎた。