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怜 「うわあぁぁぁぁ!!!」

「れ、怜ちゃん!?大丈夫、大丈夫だから、好きに泣いて!」


慰めはしたものの、私の前で大泣きする怜ちゃんを見て、呆然としていた。


(私だって泣きたい!!学生時代友達いなくて誰も信用できなかったし、前の会社は散々だしさ!)







怜 「あ、私、、私、、、!」


どうやら怜ちゃんが泣きやんだご様子。

赤の他人に泣き姿を見られるなんてきっと怜ちゃんも嫌だろうな。何も触れないで寝てあげよう。


「落ち着いた?じゃ、おやすみ」

怜 「あ、、お、おやすみなさい」




怜ちゃんはすぐに寝てくれた。今日きっと疲れてたもんね。私も寝たいんだけど、、、


なぜか涙が溢れた。


「…え?なんで泣いてるの?いや、理由は明白なんだけどさ。私まで泣いたら、、もう、、(泣)」


その日はほとんど眠れなかった。







ほとんど寝た記憶はなかったのだが気がついたら朝だった。怜ちゃんはまだ寝てる。


「あ、そういえば朝ごはん、ないわ」

私は怜ちゃんが起きるまでに爆速でコンビニに行き、菓子パンを2つ買ってきた


帰ってきてすぐ怜ちゃんが起きてきた




怜 「ぁ、、、その、えと、、おはようございます」

「あ、おはよう!菓子パンあるよ食べる?」 怜 「菓子パン…って聞いたことあるけどこういうやつなんですね」

「もしかして菓子パンも知らなかった感じ?」

昨日のことがあったからか、怜ちゃんは明らかに私から距離を置いていた。せっかく私の人生を好転させてくれた恩人なのに、寂しい。

「どう?美味しい?」

怜 「あ、、はい。ありがとうございます」

「今日は服とか生活用品たくさん買うからね。好きなの選んでいいから!」

怜 「好きなもの、、ですか」











「よーし!ショッピングモール着いたー!早速、色々買い物していこー!まずは、、、洋服かな」

怜「わぁ…人もお店もたくさん。目がまわりそうです」

「あ、大丈夫?そこのベンチで休む?」

怜 「だ、大丈夫、、です」


怜ちゃんはショッピングモールのような人が多いところに慣れてないようだった。




やっぱり、怜ちゃんと過ごす度に受けていた虐待の酷さが垣間見えて心が締め付けられる。

私の前の職場での待遇も虐待のようなものだったんだろうと思うけどそれを天真爛漫な子供にやるなんてあり得ない。

絶対に私より怜ちゃんのほうが苦しんできたんだ。私が怜ちゃんを守って、笑顔にさせないといけない。

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