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12 - 第12話 背後からの蜜月

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2024年08月07日

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「山下、後ろ向くのってなんか意味あんのか…?」

ゴリュッッ

「ん”あ”ッッ…」

思い切り、彼の中に僕を挿れた。琉真の体がビクリビクリと痙攣して跳ねている。

「琉真、僕のことは春輔って呼んで?」

「痛いッ……抜いて…」

彼は挿入されるのが初めてだったようで、僕との行為を痛がっている。琉真はただ僕に食べられる他ない。いや、挿れている僕が食べられている側なのだろうか?そんなことはどうだっていい、今はまだ、琉真の温かさに身を任せていたい。

「大丈夫、すぐになれるから。」

僕は彼に愛しく呟く。僕の荒い呼吸が彼にも伝わったようで、彼の顔はより一層赤く染まっていく。

「梨沙ぁ…」

「その人の名前出すなよ。」

ズプッ……

更に深く奥へと挿れる。

「…ッッ!」

彼の体が大きく揺れ動いたのを感じた。

「わかった?」

彼は力なく僕に頷く。やっと準備が整ったみたいだ。腰を振り、琉真の中を出し入れする。

「フー…フー…」

呼吸が落ち着いてきた様子の彼を見て、僕は彼を振り向かせて今一度愛の込めたキスをした。すると、琉真の方から舌を絡ませてきた。

「春輔…。俺、この気持ちどうしたらいいのかわかんねぇよ…。」

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