翌日
茜「…38度、風邪かなー」
音魅「すみません」
茜「昨日あれだけ濡れたんだし、しょうがないしょうがない」
茜「私朝から行かないといけないし」
音魅「1人で大丈夫ですよ」
茜「それはちょっとなぁ」
茜「あ!いい事思いついた!」
陸徒「?」
しばらくしてインターホンが鳴った
竜也「ちょうど休みでよかったよ」
陸徒「休みなのにいいんですか?」
竜也「構わないよ。今までしてやれなかった分させてほしい」
音魅「ありがとうお父さん」
音魅父「なぁ音魅、家に来ないか?」
音魅「!!」
竜也「嫌ならいい、これは父さんの気持ちでしかない」
音魅「ううん、行くよ」
音魅「私も久しぶりに行ってみたい」
竜也「そうか」
陸徒「ありがとうございます」
竜也「陸徒くんは本当に優しい人だね」
陸徒「い、いえ…!」
竜也「それじゃあ行こうか」
音魅「うん」
陸徒「音魅のお父さんが休みだったからよかったけど、普通に迷惑だからね」
茜「今回は流石に反省します」
茜「でも定期的に連絡はしてるよ。この日が休みだとかで」
陸徒「そうなの?」
茜「結構な親バカでさ、休みは何かしたいって思ってるらしいよ」
茜「でもタイミングが合わなくて」
陸徒「ならいいけど」
陸徒「俺もう行くから」
茜「はい、いってらっしゃい」
学校
みゆ「音魅休みなの!?」
陸徒「多分風邪かな」
陸徒「今は音魅のお父さんの所で休んでるよ」
みゆ「いいなぁー、私も音魅の看病したい」
優真「みゆってさ、音魅の事めっちゃ好きだよな」
みゆ「あんな可愛い子他にいないでしょ」
みゆ「なんかもうマスコット的な感じになってきてる」
みゆ「放課後行っても大丈夫かな」
柚璃「聞いてみる?」
みゆ「うん」
柚璃「うん、大丈夫だって」
みゆ「あ、でもウチ場所分かんないや」
羅輝「陸徒だけじゃね?知ってるの」
みゆ「なんで知ってるの?」
陸徒「先生に聞い…じゃなくて!いろいろあって一緒に帰ることがあって!」
みゆ「ふーん、なんか隠してそうだけど」
みゆ「まぁいいや、放課後一緒に来てね」
柚璃「あ、私いけないや。店の手伝いしないといけないんだった」
燈真「じゃあ陸徒とみゆの2人で行ったら?大勢で行くのも迷惑だろうし」
優真「俺も部活あるからなー」
陸徒「じゃあ2人で行くか」
みゆ「そうだね」