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あの後一人は危険だと岩本組に連れて来られた
辰哉 俺はいつ帰れるんだ?
照 それは…
口籠る照
照 帰す事は出来ない…
辰哉 は?なんでだよ
照 俺がお前に惚れたから…だから帰せばお前はまた狙われる
辰哉 なんだよそれ!!意味わかんねえよ!!
照 お願いだ、ここにいてくれ、俺の側に
辰哉 そんなお願いされたって俺がいる意味にならないだろ?
照 意味…辰哉…俺の嫁になってくれ
辰哉 は?嫁?俺男だぞ!?跡取りのお前は女の嫁取らなきゃ駄目だろ?
照 そんな物は要らない!辰哉がいいんだ
辰哉 照…お前…
色恋なんて興味が無かった、気楽に生きていくには邪魔だと思っていたし
でも照は俺に惚れたと言ってあの時俺の為に刀を捨てた
本気で惚れてくれてる
辰哉 俺さ、面倒臭がりなんだよ
照 知ってるよ
辰哉 嫁とかわかんねえけど、とりあえず相棒にはなってやるよ
照 うん、ありがとう、いつか辰哉を惚れさせて嫁にしてみせるから
男の俺がなる訳無いだろ、そう思ってた
岩本組で暮らし始めて数カ月もうすぐ冬が来る時
「深澤さん!兄貴が!!」
俺の部屋に駆け込んで来る子分さん
押し込み強盗を殺る為出かけて行ったが子供を人質に取られ大怪我を負って帰ってきた
辰哉 照!しっかりしろ!!
刀で切られこそして無いが袋叩きにあい体中傷だらけで右腕を折られてる
照 大丈夫…これくらいで死にやしねえよ
顔は腫れ、唇も切れ見ていられない
辰哉 いくら人質取られたからって…
照 可愛い姉妹だったんだよ、お前の妹思い出してな…
辰哉 姉妹…それでも目の前でお前が殺られたら
その子達だって可哀想だよ…
照 そうだな…自分を責めちまうな
すまなさそうに笑う照
辰哉 とにかく、治るまで俺が世話してやるよ
照 そんな手間…いいよ
辰哉 俺に何かさせてくれよ、今の俺はただの穀潰しだ
照の惚れた相手、しかも男、親分は無視だし
子分さんもどう扱っていいのか分からないから
腫れ物に触るような扱い
照 わかった…右腕がこれじゃあ飯も食えないしな
頼むよ
辰哉 おう、まかせろ
それから飯を食わせ、風呂に入れるようになるまでは体を拭いてやり
傷が良くなったら風呂で体を洗ってやる
辰哉 ホントにお前の体凄いな
照 そうか?暫く鍛えて無いから少し衰えてるけどな
辰哉 鍛えてなくてこれって、腕なんて俺より
太いじゃねえか、それにこの腹割れてんじゃん
俺ののっぺりした腹と違い過ぎる
照 でも辰哉の体は細くて白くて綺麗だよ
辰哉 何言って…ンッ
動く左手で頭を引き寄せられ口付けられる
歯列を割り舌を入れられる
辰哉 ふぅっ…ンンッ…
照 好きだよ辰哉
唇を離して真っ直ぐ俺を見つめて言う
辰哉 俺は…まだわかんねえ…
照 うん、それでもいい
辰哉 大体こんな貧弱な体見て言う事じゃねえだろ?
照 そんな事ないぞ、見てみろ
下を指差す
見ると起き上がっているモノが…
辰哉 なんで…
照 そりゃ惚れた相手の裸見ればこうなるよ
辰哉 男を抱けるのか?
照 抱きたいと思ってる、でも無理にはしない
辰哉 お前の力なら無理にでも出来るだろうが
照 言ったろ?惚れさせるって、無理にして嫌われる方が嫌だ
辰哉 お前…そんなに俺の事…
いつでも真っ直ぐな男
ふらふらしてる俺とは正反対の
そっと照のモノに手を触れ自分がするようにして
擦り上げてやる
照 辰哉!?
辰哉 このまんまじゃ苦しいだろ
自分以外の奴のモノなんて触った事なんて無い
でも不思議と嫌悪感は無い
照の顔を見ると照れくさそうだが嬉しそうに笑う
ああ…俺はコイツのたまに見せる子供みたいな
笑う顔が好きだと気付いた
手を止め口に含んでやった
照 辰哉!?そこまでしなくでも!?
あわてた声をだしてる
いつもわかってるって顔して余裕ぶってる照が
動揺してる
舌で舐め、手を使い追い詰めてやる
照 駄目だっ…辰哉…離してくれっ!
一瞬大きく脹らんだと思ったら口に出された
辰哉 ゔっ…ペッ…不味い…
照 嗚呼、早く口すすいでっ
慌て、困った顔の照
辰哉 プッ…その顔…そういうのでいいんだよ
照 え?
辰哉 いつも怖い顔ばっかしてないで、嫁の前では飾らなくていいんだよ
照 嫁の前って…
辰哉 仕方ねえからなってやんよ
照 ほんと…に…
辰哉 ああ、だけど皆んなの前では深澤って呼べ、辰哉呼びは二人の時だけだ
照 何でだ?
辰哉 男の嫁を貰うと決めたお前が舐められちゃ駄目だからだよ、皆んなの前では線を引く
照 流石戦略が得意なだけあるな
こうして俺は照の嫁になる決意をした
コメント
2件
ふっか💜の嫁いり✨ ひ〜💛の顔はたまらん時あるもんねぇ… いっつも可愛いお話ありがと〜m(_ _)m
第3話、読み終えました……!照の一途な想いと、それに少しずつ応えていく辰哉の心の変化が丁寧に描かれていて、とても胸が熱くなりました。特に、照が「無理にはしない」と言いながらも本気で惚れている誠実さと、辰哉が「相棒にはなってやるよ」から最終的に「嫁になる決意」をするまでの流れが自然で、二人の距離の縮まり方にぐっときました。岩本組という厳しい世界だからこそ、照が見せる子供みたいな笑顔がすごく印象的です。続きが気になります……!