テラーノベル
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もう、1日もたっているのだが今でも思い出すと、顔から火が出そうになる。
なぜかって?
昨日、俺はJackとキスをした。
キスだけで…?思われるかもしれない。
でも俺にとっては大事なファーストキスだ!
思い出すのも照れくさいが、思い出さずにいられない。
「あ〜…。たまんねぇ…」
キスをする前、している時、死終わった後。
点々とした記憶を必死に繋ぎ合わせて、大事に脳みそに埋め込む。
Jackが何を言っていたのか、どんな行動をしたか、キスをしている時に見えた相手の顔、唇が重なる感触、相手のことを温もり。
全部、全部、が愛おしい。
「なーんも手につかねぇ…。寝れねぇ…」
そんな事ばかり考えているからだろう。
全くと言って良いほど眠れない。
永遠と心臓の鼓動が早い。寿命が縮まっている感覚がする…。
仕方がないので、もう一度、あの時のことを思い出してみる。
たまたま夜の散歩中に出会い、雑談をしていたんだ。
そしたらいきなり腕を掴まれて
「あづ!我は、我はあづとキスがしたい…」
と、言ってきた。正直びっくりさたよな。
頭が爆発寸前の時、オレの腕を掴んでいるJackの手が小刻みに震えている事に気づいた。
あ。コイツ今、俺に断られたれてフラれるのが怖いんだ…。
そう、思うと少し気持ちが落ち着いてきた。
今だに不安げな声で
「あづ……?」
と上目遣いで聞いてくる。あー…。やっぱコイツの事俺好きだわ。そう思って、返事をしようとしたんだ。
「きす、別にお前とならしても別に良いと言うか…。あ〜…。いざ声に出すと恥ずかしいなクソ…」
そんな、ふうにウジウジ言っていると、Jackは俺のほぉに手を当てて
「じゃあ、良いんだな…?」
気づいた時には顔が近付いていた。
声を出す前に互いの唇が触れ合った。
へぇ。他人の唇ってこんなに柔らけぇんだ…。
そんな事を一瞬考えていたが、すぐに息が苦しくなった。
優しく、トントンと相手の肩を叩く。
それでも離れる気がしない。
ちょ。マジかコイツ…。と思っていると、満足したように唇を離し、ぎゅーと俺をハグしてきた。
「ぁ〜…。我今ガチで幸せ…。
ね。もっかいして良い??良いよね?? 」
流石に、これ以上は色々危ないとこ思い、体をくねらせ、Jackの腕から逃れる。
「あづ…!?
「続きはまた今度な!!!」
Jackに何か言われる前に、家に逃げるように帰って来たんだ。
初めは、恥ずかしくて唇を手でごしごしていまった。
それから、だんだんこれは夢なんじゃないか…。と錯覚してきた。
だいぶ拗らせてんな。俺…。
まぁ、またJackに会いに行こうと思う。
次も何されるか分からんが…
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