TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する














「 私ね。能権者だったの。 」





能権者。年々能権者は増え続けているという話はニュースなどでもよく聞くけど…





能権力が開花するとされてるのは三歳から五歳の間…





でも大人になってからでもこんなことがあり得るんだ…





「 …私、能権力持ったは良いものの…上手く制御できなくて… 」





上手く制御ができない…これもよく聞く。





そのために能権省というのがあって制御困難な危険な能権力は強制が行われる。





という話も聞いた事がある。





病院にだって能権力を専門に扱う能権科もある。





「 …病院には行ったの? 」





「 行ったよ…でも施しようがないって言われて…私能権省の強制プログラムに行かないといけなくって… 」





「 じゃあ…しばらく会えなくなるね… 」





…その時ヒズミちゃんは悲しい顔をした。





「 うん…それでね…私の能権力は自分の絵に魂を吹き込んで閉じ込めることなんだ… 」





凄い能力だ。





魂といえど制御ができるようになればその絵は生力を秘めた作品になる。





「 …それで…その発動条件は私と仲のいい人が私の絵に魂あるものが触れた時。 」





…難しい。





つまりはヒズミちゃんと仲のいい人がその絵を触れたらその人は絵に取り込まれる…





ってことかな…





「 行方不明になった麗霞と紫釉…私の絵が閉じ込めたの。 」





「 え…? 」





思考が追い付かなかった。






「 その二人…私が書いた絵を作品室から盗もうとしたんだって。私の評価を落とすために… 」




「 …つまり、麗霞ちゃんと紫釉くんは今…ヒズミちゃんの作品の中ってこと…? 」




「 うん。 」




そして私は整理させてほしいとヒズミちゃんに言いその日は一度帰った。
















loading

この作品はいかがでしたか?

44

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚