『貴方の事が好きだってことに気がついたのはいつだっけ?』
『あの日からよく話すようになったよね』
『あの日より前から貴方の事が好きだったみたい』
そう思うようになっていたの
自分はそう考えながら貴方との事を文字に綴った
大好きな貴方に気づいて欲しくて
大好きな貴方に好意を伝えたくて
だから自分は貴方の事を小説にしたのよ。
「小説できたよっ!」
そう言いながら貴方に近づいた
貴方のことを綴った小説を持って
千冬「マジで!?読む読む!」
「今回は上手くできたんだ!」
千冬「今回はってなんだよ!?いつもだろぉ?」
「そーかな?ありがとう!笑」
そう言って貴方は小説を読み始めた
千冬「すっげぇ!俺お前の小説の中で今回の小説が1番好きだわ笑」
「えっ、あっ、そう?ありがとう笑」
貴方って鈍感なのね
自分の思いに気付かないみたい
「早く気づいてよね、」
そう口に出してみても貴方は
何に?
そう聞くだけなのでしょう
場地「おーい千冬ぅ」
千冬「あっごめん待ってて!」
千冬「はーい!」
「うんわかったよ」
貴方って毎日自分の小説を読んでくれてるわ
こんなに毎日読んでくれるとは思わないから
もう内容が思いつかないや、
そう考えているときに「「千冬ってアイツのこと好きなのかな?」」
周りからよく聞くその噂
本当だったらいいよね?
でも、脈あるかも、?
そう考えてしまう自分がいたの
期待しない方がいいってわかってるのに
貴方も自分の事が好きなんじゃないか
そう考えてしまう。
あ、小説書かなきゃ
内容が思いつくまで屋上に居ようかな?
そう思い自分は階段を上がった
そしたら
場地「千冬、好きだ!付き合ってくれ!」
千冬「っ!?」
千冬「お、俺も、好き、です!」
場地「!ってことは!?」
千冬「よろしくお願いします!圭介君っ!」
場地「おう!」
「う、うそ、、、でしょう?」
自分は好きな人が付き合う瞬間を目の当たりにしてしまった
「貴方ってほんと、鈍感なのね?泣」
自分だってあの人に負けないくらい好きなのに
あの人よりも愛しているのに
「千冬君、よかったね?笑」
千冬「はっ!?見てたのか!?」
「偶然だよ?小説のネタを考えようかなって思ってね」
場地「、は、はず////」
やめてください、、その顔を、
自分はついさっき失恋したばっかなのよ
好きな人と付き合えた貴方のその顔は見たくないわ
「邪魔しちゃったわね。帰るわ」
千冬「おっおう!」
千冬「また後でな?笑」
「っっ、えぇ」
その笑顔を自分に見せないで、
貴方の前で泣いてしまうわ。
貴方の前では、
幸せになれる貴方の前では、
泣きたくない
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