「 コンビニ通いと店員さん 」
もとぱ( 微えろ表現有 )
若井side
眠たい目を擦りながら、昨日の人来ないかな、と彼の姿を思い浮かべる。昨日は色々忙しかったし、そんなに寝れなかったのだ。彼の姿を思い出せば、寝れたんだけどね。あの左目にかかる髪の毛と、通った鼻筋、それに丸くてぱっちりした目にぷっくりした涙袋。
思い返せば思い返す程、あの人に会いたくなるばかり。俺どうしたんだろ、一目惚れ、かな。
今迄は恋愛対象は女の人だったし、ボンキュッボンが好きな男だったんだけどなぁ。まぁ今も性欲はあるし、でも昨日はあの人を思って抜いてしまった、なんて口が裂けても言えないな。
こんな思いを掻き消す為に、俺は一旦商品並べに行った。仕事をすると恋愛のことなんて忘れられていたけど、なぜか今日は忘れられない。あの人の事を思い出して、集中できない。
コンビニ入店時になる特殊な高い音が鳴り響き、いらっしゃいませ、と声を上げてお客様の方を見ると、昨日のお客さんがいた。
今日はお酒を飲んでいたのか、少し顔が赤い。俺の好きな人、は水とサラダ、2本のお酒を持ってレジへ行く。
お待たせしました、と声を発して、レジ打ちを始める。
「 ぁ、サラダ買ってる…笑 良かったです、笑 お会計 1262円です。 笑 」
「 笑 クーポンもらったし…、栄養とらなきゃそろそろ死んじゃうかな、って思って… ッ 、笑 」
「 死んだらだめですからね、笑 またのご来店、お待ちしてます。 笑 」
本当にこの人だけに死なれたら困る。俺この人が仕事の生き甲斐なのに。
ご来店お待ちしてます、と言うと軽く微笑んで好きな人はルンルンで帰っていった。
「 つっかれた … 」
帰ると午前5時。朝活している人はもう起きている時間だった。
だが俺は今から寝て、また午後17時ほどに起きる生活を繰り返している。
夜に出来る仕事しかして居ないから、この生活で大丈夫。なんだけど、そろそろ健康が心配だ。
いやでも、コンビニバイトの時間は変えられない、あの人がくるかもしれないから。
だいたい午前1時ほどに来て、メガネをかけてくるんだ。
でも眼鏡越しでも目はぱっちりで、でも少し眠そうで、すっごく可愛い。あの人を考えていると、いつの間にか溶けるように眠りについてしまったようだ。
#4.「 好きな人 」
彼氏に振られた~ !!泣もう私には推し活しか今生きる意味がない。おーのー。
コメント
5件
振った彼氏見る目なさすぎます!!主さんはもっといい男がくるので今は推し活でストレス発散しましょう💗今回の作品も最高です😘
わぁぁぁ……(?) それはマジで悲しいじゃん!!! 推し活で忘れてみる? いっっつも見させて 頂いているんですけど神ですわぁ(?)