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「兄上とではなく、俺と一緒に行かないか」
ギルベルトの誘いにセシリアは目を瞬かせる。
突然のことに理解が追い付かなかったが、真っすぐな彼の瞳を見る限り冗談ではないらしい。
……もとより、冗談を言うようなタイプではないけれど。
それでもやっぱり信じられない。
視察とはいえ、二人で豊穣祭を回るなんて、まるで……。
(デートみたい)
そう思った途端、セシリアの頬がかぁっと熱くなる。
いやいや、落ち着け。ギルベルトは公務の延長で誘ってくれたに過ぎない。
都合のいいように解釈してしまわぬよう、冷静に、冷静に……。
「いつまで百面相しているんだ」
「えっ」
どうやら思っていたことが全て顔に出ていたらしい。
ギルベルトはよく分からないといった*********
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