🇫🇷×🇬🇧
〜フランス視点〜
静かな食事時間が、こんなにも緊張するものだと知ったのは、今日が初めてだと思う。
そして目の前には、優雅にナイフとフォークを使って、黙々と料理を食べるイギリスの姿があった。
フ「……ッ」
この静けさが大の苦手なのに、僕は見事に声も出ない。
すると、料理を食べ終わったイギリスが口元を拭くと、口を開いた。
イ「フランス、あなたは食べないのですか?」
フ「…あ、あぁ。ごめん。ちょっと、これ以上は食べれないかも」
フ(せっかくの、イギリスと食べる料理だったのに、残してしまうなんて…)
手元の近くにある、ワインが注がれていたグラスに、苦しそうに歪む自分の顔が写った
イ「そうですか……まぁ、フラカスにしては、上手にできていましたよ」
フ「…え?」
イギリスが僕を褒めるなんて…
イ「…ワインのおかわりできますか?」
フ「う、うん。」
珍しいな、お酒に弱いイギリスがこんなにもワインを飲むなんて…
〜数時間後〜
イ「すぅ、すぅ、すぅ」
また、静かになった部屋には、いつの間にか可愛らしい寝息が聞こえていた
フ「もう、結局こうなるんだから…」
苦笑いをしながら溜め息をつくとゆっくりとイギリスを抱き上げた(お姫様抱っこ)
ガチャ(寝室のドア開)
イギリスを落としてしまわないように。まるで、宝物でも扱うように、慎重に優しく丁寧にベットに寝かせた
フ「……ふぅ」
すぐ近くには、イギリスが寝ているというのに思わず安堵の声が出てしまった。
フ「ふふっ、可愛い寝顔だなぁ。まるでイギリスはお姫様みたい」
心の声がつい、口に出てしまったときは後悔した。
イ「んぅ…ふらんす…?どうしたんですか?」
イギリスを起こしてしまったという焦りよりも、寝起きの顔がすごく可愛くて甘ったるい顔で、
『犯したい』という衝動のほうが大きかった
フ「ごめん、イギリス。僕のこと、嫌いにならないでね」
イ「え?どういうことですか…?」
〜イギリス視点〜
その瞬間、フランスが顔を近づけて来た
フ『…ちゅ』
イ「ふぇっ///!?」
驚きで口を開けた瞬間、フランスの舌が入ってきた
イ「んっ、//♡はぁッ//♡んぐッ///♡」
フ「んっ♡ふうッ…///♡」
フランスの甘ったるい匂いに少しでも理性を保つのをやめてしまえば身も心も奪われてしまいそうだった
イ「ふ、ふらんすッ!ちょ、まっt、んはッ//♡息ができn、ふッ、ぅ゙ッ//♡」
…もう、何も考えられないし、考えたくない…酔いも覚めてしまいましたし…
?「お…だいじょ…ぎり…お…い?」
イ(ん?誰かの声がする?)
フ「……おーい。だ、大丈夫?」
ハッ、と目を覚ますとまず目に入ったのは視界いっぱいに見える、フランスの顔だった。
イ「っ!?……あ、あぁ、はい。すみませんね。」
い、今さっきのは夢だったんでしょうか…?だとしたら、私はなんという下品な夢をっ…///最悪です…///
〜続く〜
コメント
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「夢オチなんて、サイテー!!」と思ったそこの君、……これは夢オチなんかじゃないよ(意味深)