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秘所に厚い舌が入り込む。入って舐め回して指を入れる。繰り返し繰り返し指と舌を入れては出して、自分の秘所からぐちゅぐちゅ音が鳴り寝室に響く。聞いているのも恥ずかしい、出したこともない声で鳴く自分も恥ずかしい。ハンクは秘所を指で広げながら顔をあげ舐め始めた。その瞬間太ももでハンクの顔を挟んでしまった。私が驚いた顔をするとまた笑った。目尻を下げ口角がわずかに上がる。そしてさっきの場所を舐めてきた。
「いやっ、変なの!閣下!あぅ、あっ、やぁ!あっ閣下!だめ!」
それでもハンクはしつこくそこを舐めては吸って指は秘所へ入れたまま動かしている。強い刺激に堪らなくなりハンクに助けを求めた。
「あぁ!いやっ、閣下、助けて」
ハンクは手を伸ばし私の頬に触れる。私はその手をとって両手で強く握りしめる。体が強張り大きな声が出る。目の前が白くなり弾けた。秘所に入っている指を締め付けてしまう。体が波打っていて声も出せない。呼吸しかできない。
「すまん」
何の謝罪なのかと茫然としていると秘所に滑った熱い塊を感じた。ハンクが私の足首を持ち左右に広げ腰を進める。みちみちと入ってくる。涙が溢れる。でもハンクは止めてくれない。眉間の皺を深くするハンクに手を伸ばす。奥へ進む度にハンクの顔が近づいて頬にさわった。そのまま進み口を合わせる。口の中も秘所もハンクが入っている。舌をからめ合い頭を抱き寄せる。ハンクが腰を引いたり入れたり動き出した。痛みで涙が出るがハンクが舐めとる。
「閣下、痛いの」
子供のような言葉でハンクに訴える。ハンクは私を抱きしめ耳元で囁きながら背中を撫でる。
「耐えろ、痛いのは今日だけだ」
抱きしめながら止まらないハンクに抱きつき耐える。動く度ハンクの秘毛が当たる。体が何度も何度も揺さぶられる。大きな体が私を覆う。私が見えるのは揺れるハンクの体だけ、奥を突かれる度に声が漏れる。
「もう終わりだ」
最奥を何度も突いて私の中に熱いものを注ぎこむ。ぐっぐっと腰を押し付けながら私を見つめている。ハンクは腰を引いて秘所からゆっくり陰茎を抜く。その様子を黒い瞳が見つめている。全部出てしまうと秘所から液体が溢れ出る感覚がした。子種が出てしまう。でも体が動かない。
「出ちゃう。蓋をしないと」
「お前の腹の中は子種で一杯だ、入りきらんのが出てきてるだけだ」
ハンクは秘所を触り溢れた子種をすくって私に見せた。白と赤が混ざった青臭い匂い。それを私の下腹に塗り込める。
「俺の子種とお前の血が混ざった」
またすくって塗り込める。何かの儀式のように。
「ありがとうございます」
涙が溢れる。本当なら初夜にカイランとこの行為をしていたのだ。カイランに触れられ口を舐められ舌を吸われ身体中噛まれて秘所を舐められ陰茎を入れられる。目の前にいるのがカイランだと想像しただけで震えてくる。ハンクは涙を舐めとり口の中に舌を入れてきた。涙の味がした。
「泣くな。泣いたら舐める」
また泣きそうでハンクに抱きついて顔を隠す。
ハンクで涙を拭いたら肩を噛まれた。少し痛い。そのまま顔をあげ全身を見るとハンクの唾液と子種で身体中が濡れている。そこかしこに噛み跡があり言葉がでない。四日後、夜会があるのだ。この噛み跡は隠せない。
「閣下!これではドレスが着れません!四日後にこの歯形消えますの?」
「消えん」
そんな!どうしよう。折角ドレスを作ったのにカイランになんて説明したら…
「風呂は?」
夜会のことなどお構い無しのハンクに軽く腹が立つ。全身べたついているのだから湯には入りたい。でも、力が入らないから立てない。立てたとしても立ちたくない。子種が流れてしまう。ハンクはベルを鳴らし私を抱き上げ浴槽へ向かう。抱きつく力も出ないが声は出る。
「閣下、子種が流れてしまいます。私を立たせないでくださいませ」
ハンクはとうとう声を出して笑う。
「流れても明日また注ぐ」
それでも私を縦にしないで欲しいと頼むと抱いたまま浴槽に入った。ハンクの体は大きくて二人で入ると狭いけれど我慢して汚れを落とす。下腹に塗り込められた白と赤も湯に溶ける。抱かれたまま体を預け、湯で流し体もハンクが拭いた。ジュノを呼びますと言ったが子種が流れるとハンクが言い最後まで横抱きのまま私は寝台に横になる。シーツも汚れたはずだが綺麗になっていたのでジュノが替えてくれたのだろう。私を寝かせてハンクも体を布で拭く。私に夜着を着せ、ガウンを羽織り寝台の横へ椅子を持ってきて座る。
「噛み跡はドレスで隠せないのか?」
「二の腕の内側と肩が出ますわ」
ハンクは少し考えてどこの店に頼んだのかと問われたのでマダム・オブレだと答えると頷いた。
「どうしますの?」
「俺のせいだ、なんとかする」
「お任せいたします」
今はもう何も考えたくない。体は動かないし秘所はひりついている。まだ何か挟まっている感覚がする。下腹を撫でながら子が宿ることを願う。眠りに落ちそうになったときハンクが私の唇に触れてきた。眠気眼でちらとハンクを見る。
「いつもより赤く腫れた。これは隠せんな」
色味はなんとかなるだろうが腫れているの?
「夜会までに治りますか?」
ハンクはまだ唇に触れている。それから指を口の中に含ませてきた。舌を触り歯を触り入れたり出したり、私の口で遊んでいるみたいに。私はその指を噛んでやった。さんざん噛まれたのだから私も噛んでみたかった。ハンクはそれでも指を抜かずもっと強く噛めと言う。ぐっと歯をたてると硬い指の感触がする。痛そうで歯を離し舌で舐める。飽きたのか唾液で濡れた指を抜いて見ている。少し赤い跡がついているだけハンクがつけた方がそれよりも赤い。それなりに強く私を噛んだのだ。実際食べられると思ったもの。
「夜会の前にライアンを呼ぶ」
指を眺めながらそう言うと私の髪に触れてきた。頭から毛先までするすると撫でる。湯浴みをしたので毛先が濡れたままシーツに広がる。
「拭いてもらえ」
呟いたハンクはそのまま寝室から出ていった。少ししてジュノが扉を開け入ってきた。抽斗から布を出し、先程ハンクが座っていた椅子に腰掛け髪を拭いてくれる。
「子種を貰えたわ」
ジュノは頷き拭き続ける。私の肩にある噛み跡を見たのだろう泣きそうな顔で問う。
「痛みはありますか?」
私は心配するジュノに見た目より痛みはないと説明する。噛み跡よりも秘所に違和感がある。
「どのくらいたったの?」
疲れてとても眠い。拭かれながら目を閉じる。
「真夜中過ぎです。このままお眠りください。朝も起こしません。ゆっくり体を休めてください」
かなり時間が経っている。目を閉じながらハンクを思い出し笑みが溢れる。たくさん新しいハンクを見た。笑うと顔が優しくなるのね。いつも睨むような目元をしているからとても新鮮で
忘れられない。ハンクの笑顔を目蓋の裏に映しながら眠りに落ちた。
ジュノは疲れきって眠る主の体を布で覆う。唇は腫れて肩には歯形、よくみると首の辺りも全体的に赤い。それでも幸せそうに眠るキャスリンを見て安心する。
嫌だった怖かった辛かったと泣かれたら、なんて慰めようかと考えながら終わるのを待っていた。隣の居室で侍ることは許されず、辛うじてベルの聞こえる夫婦の寝室で待たされた。あの日から使われることのない寝室。それでも毎日シーツは替えられるのだから全く使用されていないことなど知られている。なのに変な噂が立たないのはメイド長のアンナリアとその娘ライナがこの部屋の担当メイドになっているから。二人は親子でゾルダークに長年勤め公爵閣下に信用されている。そのことを聞いたお嬢様は涙を浮かべ、配慮に感謝をしていた。
二人が閨を行う間、ジュノは夫婦の寝室で待機してかなりの時を過ごした。夜も更け日が変わるその時ベルの音を聞いた。静かに部屋を出て居室へそして軽く扉を叩いて寝室へ入る。公爵閣下もお嬢様もいないが浴室から話し声が聞こえる。公爵閣下が自らお嬢様の世話をしているということ。私は急いで寝台のシーツを替える。シーツは乱れ汚れている。白濁な液体の溜まりに赤い色の筋がある。私はシーツを剥がし丸め新しいシーツを用意する。寝台を綺麗に整えシーツを抱えて居室へ戻る。そこにはソーマが待ち、汚れたシーツを渡すよう言われた。シーツを渡すとソーマはその場から去った。寝室から公爵閣下とお嬢様の話し声が微かに届いた。少し待つと公爵閣下が扉を開け寝室から出てきた。私は頭を下げ通りすぎるのを待つが私の目の前で公爵閣下が止まり頭の上から低い声がかかる。
「あれの髪が濡れている、拭いておけ」
そのまま居室を出ていった。扉が閉まったのを確認し急ぎ足で寝室に入り抽斗から布を出しお嬢様の横に置かれた椅子に座り濡れている髪を傷つけないよう拭いていると歯形が見える。痛い思いをしたのかと胸が苦しくなるけどお嬢様は幸せそうに話し出す。これで良かったのだと私は眠りに落ちたお嬢様の髪を拭きほつれを直すため薄い茶の髪に櫛を入れる。