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照矢は考えた
今、与えられたこの部屋で、目の前の黒髪少年を見て、どうするか
『ねぇ』
プイッと、あからさまに…そして避けられる
全く…
『酷いな…』
ぼそっと呟く
まぁとりあえず出来るだけやってみるか
チラッとエプタから貰った一枚の紙に一瞬だけ見た
アレクサンダーについて…いや、その前にこの業界について知りたいものだ
『ねぇ、一応君とバディ組むらしんだけど』
にっこりと人の良さそうな顔をしながら目の前に来る
「……」
おっ、立ち上がった…けど無視か
『ねぇねぇ』
「…」
『ねぇーーーーーー』
あまりにも無視されるので思わず溜息を付きたくなった
俺自体結構顔良いし
「…おい」
『ん?』
うわ急に喋るじゃん
「アンタと馴れ合う気ねぇから、新人か知らねぇけど俺の父親、ほぼ敵対組織一員だからめちゃくちゃ警戒されてんだよ、だから俺はアンタらが嫌いだし父親人質にされてるだけでいつでも殺せるかな」
ニコニコと表情を崩さないまま「そっか」と言った
『まぁ事情は分かったけど僕何も知らないんだよねー此処について』
「…さっきの話を聞いて俺が知ってるとでも?」
『…ごめん』
へにゃっとアホそうな笑顔にする
『でも仲良くしたいな』
手を差し出す、握手である
「…」
黒髪…大体同じくらいの年齢かな
随分と殺伐としている
ほぼ敵対組織ってどういうことなのだろうか
…気になる
とことん質問したいけどこれ以上は流石にキレるだろうなぁ
「死ね」
そして背を向けて足早に去ろうとしたので肩を軽く掴む
『僕も一緒に行くよ』
チラッとこっちを見て無視、そりゃそうか