差し込む光がとても眩しい
まるでぼくの影を生み出すように
君はどんどん黒くなる
あなたは私より小さいの?
時々おっきく見えるんだ
いつか飲み込まれるのかなあ
そう思いながら、捕まらない鬼ごっこ
いつまでもいつまでも続いてくの
君と居れるのが、無限の時間に続いたらいいのに
ある日、私は死んだ
君とかけっこをしてたらね
目の前がピカっと光ったんだ
ブーブーブーブー音がする
どうやら私は終わりみたい
君もここでお別れね
さよなら私の影
次はあなたが「人間」よ
私の身体を飲み込んで、
そっくりさんに入れ替わるの
私は影に生まれ変わる
あなたは人間に生まれ変わるの
生まれ変わったらまた、
「死ぬまで続くかけっこしようね」
終わり
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