テラーノベル
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続きです
その日の実技訓練。場所は演習場γ。 普段なら、俺の爆破は誰よりも正確で、
誰よりも速いはずだった。 だが、視界の端にデクが映るたび、
耳の奥で「お前さえいなければ」という幻聴がリピートされる。
(集中しろ。殺す。勝つ。勝つんだろ、俺は)
空中で姿勢を制御しようと爆破を放つ。だが、手のひらの汗が冷たい。
出力の微調整が効かない。 着地が乱れ、コンクリートの上を無様に転がった。
相澤 「爆豪、集中しろ!! お前の爆破、さっきから軸がブレてるぞ!
普段ならできていることが、なぜできない!」
相澤先生の厳しい叱咤が飛ぶ。 いつもなら、「うるせぇ!! 分かってんだよ!!」と吠え返し、
さらに強引な爆破で周囲を黙らせていたはずだ。 だが、今の俺の口から出たのは、
自分でも驚くほど力のない、乾いた言葉だった。
「、、っ、さーせん、、」
掠れたその声が、爆豪の口から零れた。 普段の彼なら決して口にしない、
魂を切り売りするような謝罪。 その絶望的な響きが体育館の空気を凍りつかせた瞬間、
永久の声が、冷徹な一撃となって放たれた。
「死ねよ。」
その言葉は、爆豪が最も恐れていた「最後の一線」だった。 幼馴染である永久にさえ、
ついに自分は「死んだ方がいいゴミ」として処理された。
その認識が、高熱で朦朧としていた彼の脳に致命的なエラーを引き起こした。
爆豪 「、、、ぁ、」
爆豪の膝から力が抜け、コンクリートの床に向かって、糸が切れた人形のように倒れ込む。
切島 「爆豪!!」
上鳴 「おい、しっかりしろ!!」
切島と上鳴が悲鳴のような声を上げて駆け寄る。相澤が瞬時に動き、爆豪の体を受け止めた。
相澤「、、酷い熱だ、お前たち、訓練を中断しろ。飯田。リカバリーガールのところまで運ぶ。手を貸せ」
相澤の低い声が、現場の深刻さを物語っていた。 爆豪が背負われ、体育館から去っていく。
その背中を見送るクラスメイトたちの間には、言葉にできない困惑と、
そして爆発寸前の「怒り」が渦巻いていた。
爆豪の姿が見えなくなった瞬間、上鳴が永久に向かって一歩踏み出した。
上鳴 「おい、永久。お前、今のは流石に、、ねーだろ!!」
声を荒らげたのは、普段は誰よりも温厚な上鳴だった。
その表情には冗談など微塵もなく、怒りで肩が震えている。
上鳴「あいつ、最近ずっと様子がおかしかったじゃねーか! 熱があるのに、
フラフラになりながら必死に立とうとしてたんだぞ!? なんで、、
なんでよりによって今、『死ね』なんて言えるんだよ!!」
上鳴の叫びに呼応するように、切島が、地を這うような怒気を孕んだ足取りで永久の前に立った。
切島は何も言わずに永久の胸ぐらを掴み上げた。
切島「謝れ。今すぐ、あの言葉を取り消せ!!」
切島の腕には、無意識に個性が発動し、硬化した皮膚が永久の肌を圧迫していた。
初めての切島の怒りに、永久自身も少し怖がるが、表情には出さなかった。
切島「爆豪あいつはいつだって、誰よりも強くあろうとしてた。
今は熱で動きが鈍ってただけだ。それをあいつが一番苦しんでる時に、
お前まであんな酷いことを言うのかよ!! お前、あいつの幼馴染だろ!?
なんでそんなことが言えるんだよ!!」
切島の目には涙が浮かんでいた。親友が熱に侵され、自分を責めながら倒れていった事実。
そして、もう一人の理解者であったはずの永久が投げかけた冷酷な言葉。
そのすべてが、切島の正義感を、そして「仲間」への想いを踏みにじっていた。
永久 「離せよ。何もわかってない他人が勝己を語るなや。」
切島 「っ、、!」
切島は、抑えきれない怒りと共に永久の体を突き飛ばした。
はい、どうでしたか。
自分も加害者側の人間となっているんですけど、
自分の友達が(同じ事件の加害者)開示請求の話を先生にされたらしいです。
今回のいじめアンケートの件、結構やばいかも、
1718文字、終わります。
コメント
12件
続き待ってるよん 相変わらず文章うまいわねぇ
ととととととと永久ちゃん、、?熱が出たかっちゃんの幻影かと思ったら現実だった、、!?「何も知らない人間が勝己を語るなや」、、また一波乱ありそうだ。だがね、切島君いくら怒っていて、いくら相手が悪くても、女子の胸ぐら掴んでぶっ飛ばすはやめといた方がいいよ!?でも相手がヴィランだったら?とか考え始めるとこれはこれで難しい問題だ、、でもなんか悪質?なストーカーみたいなのに撮られて、人気が出た時に学生時代、
まぁアニメ見よったけん仕方がないw 今回も良かったよ!続き楽しみにしとるね! 開示請求ってやばっ!けどうち何となくルナは加害者じゃない気がする🤔 実際に見たわけじゃないけんそこは何とも言えんけどね笑