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-天邪鬼-
奥野 莉奈(おくの りな) 女 高校2年生
刈谷 颯真(かりや そうま) 男 高校3年生
篠宮 優樹(しのみや ゆうき) 男 高校2年生
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「颯真先輩、好きです!付き合ってください!」
「…ごめん」
私は今、好きな人に振られた。
「わかりました、ありがとうございます」
「…うん」
駆け足で教室を出る。
頬を伝う雫。
ずっとずっと大好きで、関係が崩れることも怖かったけれどそれでも勇気を出して告白した。
こんな勇気、出さなきゃ良かった。
そんな出来事から2ヶ月が経った。
私は今同級生の優樹くんと遊びに来ている。
「…ねぇ、莉奈ちゃん、明日の放課後会える?」
「うん!」
「よかった、じゃあ約束ね」
「わかった」
次の日の放課後。
誰もいない教室で荷物を整理していると颯真先輩に呼び出された。
「莉奈、今いい?」
「颯真先輩?今日は、ちょっと…」
颯真先輩が私の前の机に座る。
「篠宮と会うの?」
「…なんで知ってるんですか?」
「なんとなく。当たった?」
「まぁ、そうですけど。何か用ですか?」
「…俺のこともう好きじゃない?」
低い声が鼓膜に響く。
少し長い前髪から見える瞳はまっすぐ私の方を見ていた。
「…はい」
「そっか」
「もういいですか?」
「…待って」
バッグを肩にかけて教室から出ようとした途端に腕を掴まれた。
「俺あの時から考えてた。ずっと考えて、莉奈のこと好きだってわかった」
「…今言われたって遅いです。あの時”は”先輩が好きだったんです。」
私、先輩にひどいこと言ってる。そんな自覚はあるけれど、止められない。
「…そっか。」
「というか先輩本当に私のこと好きですか?自分に告白してきた人が他の人と付き合いそうだから嫉妬してるだけじゃないんですか?だったらやめてください。もう、先輩の事は好きじゃないです」
自分で言って、自分で納得してる。
…本当は好きなのに。
先輩、天邪鬼でごめんなさい。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
その後どうなったかは、ご想像にお任せします❕