この作品はいかがでしたか?
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「爆発物禁止!?どういうことですかキャップ!」
「すまん。つぼつぼ。なんか爆発で歪みが引き起こされるとかなんとかでな。」
そこまで話すと少し何かに気づいたような顔をして、
「…分かりました」
そうつぶやいた。
「青井らだお、出勤しま」
そこで青井はつぼ浦に声を掛けようとし、やめた
彼が世界の終わりみたいな顔をしているから。
「ってことがあったんだけどー、なんか知ってる?キャップ。」
「あー、実は朝、爆発物禁止を言い渡されてな」
「ん、なるほどね。」
そんな納得の返事をもらった頃、
ピコーン
客船強盗の通知が飛び込んでくる。
意気揚々とキャップが椅子を立ち、部下に声をかける。
「行くぞつぼつぼ!仕方ないから銃を持て!」
少し躊躇った跡、凄く不機嫌そうに
「ッ、…ハイ」
そう返事した。
つぼ浦は銃のAIMは十分なほどだった。
下手なわけでもないし、ただ爆発できないから不機嫌だったのだろうか?
そんなことを考えながら犯罪者たちと銃撃をする。
バンバンバンッ、
ピピー
「、?」
「ッ、」
倒してはその場を離れている。
つぼ浦のリロードの瞬間を狙ってジョーカーが距離を縮めてきた。
「!!」
「もらった!!!」
「っ、」
ダァンッ
1発ヘッショ、
つぼ浦の前で紅い花が咲く。
自分の顔についた血を拭いながら振り返る。
「つぼつぼ、今のっ、」
「はッ、ヒュ、か、ハッ、ヒュー、ヒュー、ッぁ、」
バサ
「え?」
「んー、…」
「な、なんで倒れたんだ?」
「鳥野、なんかわかった?」
らだおは冷静だけど、
キャップは大分動揺している様だ。
つぼ浦が急に倒れたらしい。ダウンして居ないことからなんとなくわかってたけど、
…身体的な異常は全く見られなかった。が、
ストレス値がとんでもないことになって居た。
「…多分だけど。心理的な何かだと思う。」
「心理?…例えば?」
「うーん、中毒、恐怖症、鬱、…まぁ、限られてくるけど。」
「そうか、…」
今回はキャップ結構キツかったのかな。
まぁ目の前で過呼吸起こされたら流石にビビるか
…それにしても静かだしふざけた格好じゃないし。
「こっちが狂わせられるよ」
「…?」
「………ん、ぅ」
「つぼ浦!?」
「つぼ浦、!!っ大丈夫?」
急に大声出すファンクラブの皆さんを押し退けて脈を測って、容態をチェック。
「ん、大丈夫だね。つぼ浦。体が変とかない?」
「…無いっすねー。で、なんでここにいるんですか??」
「つぼ浦、お前は客船で気絶したんだよ。…なんか身に覚え、ない?」
そこまで言うと、思い出した様でさあっ、と顔色が変わるのがわかった。
「ッ、ぁ、カヒュ、は、ッ」
「落ち着いて。」
目の焦点が合ってない。
取り敢えず別のことに集中させなきゃ。
「つぼ浦!!」
「っ、あ、ッッッはぁっ、はぁっ、はぁぁあーっ!」
やっと息ができた様でもう疲れた様だ。
「大丈夫?ふふ、過呼吸なりすぎ。」
「こらこら、鳥野さん。あまり患者を虐めてはいけませんよ」
「あ、ウィル。」
「…つぼ浦さん、ゆっくりでいいので話してくださいませんか?」
にこりと微笑むウィル。
安心したのか、ポツポツと話し始める。
「、俺は、」
つぼ浦は血液恐怖症だった。
実の親が自分を匿い、死んだのだ。
押し入ってきた強盗がつぼ浦の幸せだった人生を変えた。
押し入れから出た瞬間に視界を埋めた
赤
赤
赤
それが自動的に脳内再生され、トラウマになって
今も血を見ると思い出すらしい。
「ま、こんなしょうもない、ッ!?」
最後まで喋ることはできなかった。
がばっとらだおがタックルをかましてきたのだ。
「つぼ浦、ご、ごめん、気付かなくて、ッ」
「俺も、すまなかった、!」
「…え、wな、なんで謝るんすかぁ!」
半泣きで先輩方に謝られた後、つぼ浦は
銃撃禁止令を出され、暫くバットのみの戦闘になった。
「先輩皆心配しすぎっスよ!!!」
コメント
3件
時間差やばいっすけど見ました。天才ですわ
神
最高すぎるンゴ!!!!✨ ヾ(*>∇<*)ノ