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第8話「疑惑の人物」
【放課後・教室】
「その約束……守れるかな?」
その声に振り向く美桜と蒼空。
でも、廊下には誰もいなかった。
美桜
「……また逃げた」
蒼空
「俺たちを怖がらせたいだけじゃない」
美桜
「じゃあ、何が目的なの?」
蒼空は写真を見る。
そこには、3年前の生徒たちと今の学校関係者が写っていた。
蒼空
「この人を調べよう」
写真の中で、ひときわ目立っていた人物。
それは――
美桜
「……先生?」
写真に写っていたのは、現在この学校で働いている先生だった。
蒼空
「3年前から、この学校にいたってことだよな」
美桜
「でも……あの先生がそんなことするなんて……」
いつも優しくて、生徒からも人気の先生。
信じたい気持ちと、疑う気持ちがぶつかる。
【翌日・昼休み】
美桜
「蒼空くん、昨日の写真のことなんだけど……」
蒼空
「ん?」
美桜
「もし本当に近くに犯人がいるなら……怖くない?」
蒼空は少し黙った。
蒼空
「正直、怖い」
美桜
「……」
蒼空
「でも、美桜が一緒にいてくれるから大丈夫」
美桜
「……私も」
その時。
机の中から一枚の紙が落ちた。
美桜
「え……?」
紙には短い文章。
『真実を知りたいなら、屋上へ』
蒼空
「また呼び出しか」
【屋上】
2人が向かうと、そこには転校生が待っていた。
少女
「来たんだね」
蒼空
「何で俺たちを呼んだ」
少女
「教えるため」
美桜
「何を?」
少女は一枚の写真を取り出した。
そこには――
蒼空の兄が写っていた。
美桜
「蒼空くんのお兄さん……?」
少女
「3年前、姉が最後に会った人物」
蒼空
「……兄ちゃんが?」
少女
「でも、あなたのお兄さんは犯人じゃない」
蒼空
「じゃあ誰なんだよ」
少女は静かに答える。
「姉を裏切ったのは……」
「信じていた友達」
美桜
「友達……?」
その瞬間、屋上のドアが開いた。
???
「そこまで知ったんだ」
聞き覚えのある声。
美桜
「……え?」
そこに立っていたのは――
美桜が一番信頼していた人物だった。
【第8話 終】
次回
第9話「裏切りの正体」
コメント
1件
第8話、読み終わったよ…… 「信じていた友達」ってその言葉だけで胸がざわついた。先生も怪しいけど、最後に出てきた「美桜が一番信頼していた人物」って誰なんだろう。近くにいる人ほど怖いって、この作品の空気が本当にうまく描かれてる。次回が待ち遠しいよ、うなさん。
金欠チャン
690
#イケメン
蒼乃 月
637