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⚠ ATTENTION ⚠
・ cp要素は無し
・ 攻めとか悪役とかにされがちな東京さんを思い切り甘やかしたい衝動で作ったもの
・ R表現無し
23:30
東京はベッドの上でスマホを弄っていた 。なんて事ない 、皆大体1回はやったことあるやつ 。
旧Twitterを開いて エゴサのようなものをした 。” 東京 “ の在り方について賛否両論自由に書かれており 、肯定的な意見を見ては 少し口角が上がった。
そんなことを続けている間に 刻一刻と時が経ち 、気がつけば日付が変わるまであと数分となっていた。
そろそろ寝るか 、なんて思ってはスマホの電源を落とし 、枕元に置いた。
24:00
ピンポーン
夢じゃなければ、家のインターフォンが鳴った 。一応確認しておこうと眠い目を擦りながら ゆっくりと玄関のドアを開けた 。
途端に 、何者かが目隠しのようなもので自身の目を覆った 。その目隠しを取らないようにする為か、もう1人が自分の腕を抑えていた。いつもなら余裕で振り解ける程の強さだが、不思議と嫌な感じがしなかったため大人しく捕まっておいた 。
5分程経っただろうか 。何者かに背中を押され 、恐らくリビングに入った 。珍しく分かりやすく困惑しては、視界を奪われているのにも関わらず きょろ〃とした 。
??? 「 目隠し 、取っていいですよ 」
暫くし、聞き覚えのある声がそう自身に囁いた 。彼に言われた通りに目隠しを取り 前を向いた時、そこには信じられない光景が広がっていた 。
__
「 東京 、誕生日おめでとう !!」
大阪がそう言い終えては 、沢山のクラッカーの音が響いた 。机にはケーキがあり 、そして何より 目の前に都道府県全員が集まっていた 。自身の後ろでは部下である神奈川が にや〃としている 。
東京 「 …… 誕生日 … 」
大阪 「 やっぱ忘れとったんか 、もっと誕生日や~ 言うてアピールせなあかんやんけ 。俺らがええヤツらで良かったなぁ ! 」
けら〃と笑う皆を見ては 、言葉にするのは難しい感情に襲われた 。
東京 「 …… ありがとう 、ございます 」
そう礼を言っては 、皆 (特に関西) がライブかのような盛り上がりを見せた 。その温かい空間を直々に感じては 、思わず涙腺が緩みそうになるもバレないように顔を背けた 。
神奈川 「 …… 泣いていいんですよ 、」
東京 「 …… 、」
だが神奈川にはバレていたようで そう声をかけられるも 皆の前で泣くのは柄じゃないと思い 、デコピンをお見舞いしてやった 。
埼玉 「 何ホールかケーキ買ってきたんだよ ー ! 種類違うから好きなの選んでね ~~ 」
大阪 「 この時間に食ったら太るで ~ 」
この後大阪は埼玉に平手打ちされていた 。
皆でケーキを食べ終えた時 、時刻は2:00を回っていた 。そろそろお開きにしようという流れになったとき 、大阪がとあるものを渡してきた 。
大阪 「 これ … 日本から 。このパーティ?に参加したい言うとったんやけど仕事でそれどころじゃないらしくてなぁ 。これで許したってや 」
それは日本からの手紙だった 。相変わらず社畜だなあ なんて思いながらそれを受け取り 、皆が帰った後に読もう と決意した 。理由は …… 伏せておこう。
2:30
皆は帰りの支度を終え 、玄関へ向かっていた 。夜遅いし泊まって行くか と聞こうかとも迷ったが 、さすがに46人泊まられるのはきついと思った 。
東京 「 改めてありがとうございました ︎^ ^ 楽しかったです 、」
自身の家から出たみんなにもう一度礼を述べては 、皆を見送った 。ワイワイ騒ぎながら帰っていく彼らを見るなり 、誕生日サプライズし返してやろうと思った 。
暫くし 、日本からの手紙を読んだ 。
内容は …… 仕事の話から 、彼の趣味の話 ( ████ ) から 色々だったが 、やはり付き合いが長いせいか 自身が欲しい言葉を分かっているような気がして 、読み終えた時には 涙が零れていた 。