テラーノベル
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警察からの報告によると、2人とも、腕に注射の痕があった。
血を抜かれていたのだろう。
吸血鬼なんてスタンプがあったが、明らかに人間の仕業だ。
狙われているのは阿部。
警護の人間が付いた。
「阿部亮平の血が欲しい」と書かれた封筒は、定期的に届くようになった。
岩本ー狙われているのは阿部だ。
深澤ー1人にならないで。
阿部ーう、うん。
向井ーけど、家は1人やで?
岩本ー目黒の家にいた方がいい。
目黒ー亮平くん、家に来て。
阿部ーん。
佐久間ー警護されてても油断するな?
阿部ーうん。
こうして、阿部は目黒の家にいる。
でもやっぱり1人の収録が心配だ。
警護が付いてても、相手は何人か分からない。
気を引き締めて、仕事に行ってる。
毎日、何も無かったとメンバーに報告するのが日課になった。
阿部の血を手に入れてどうする?
目的が分からない。
世界の中で珍しい血液型ではない。
普通のAB型だ。
阿部ー俺の血が欲しいって気味悪い。
目黒ー相手は本気だから気をつけて。
阿部ーでも、気のつけようがない。
目黒ー確かに。
阿部ー今はマネージャーさんと警護の人が付いていてくれるし、家では、めめがいてくれるし。
目黒ーでも、油断しないで。
阿部ー何で最初から俺を狙わなかったの?
目黒ー分からないね。
阿部ー俺の代わりに犠牲になって、可哀想というか申し訳ない。
はっきりした目的は阿部の血。
では、前の2人の血はどうしたのだろう?
あの2人の血を抜く必要はあったのか?
続く
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