テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※誘拐を匂わせるシーンあり。
長編のつもりですが途中で止まる可能性ありです💦
全編通して少し怖いストーリーです。👍
↓年齢入れるの忘れてたので書いときます
吉田14
佐野28
奇妙な程に汗の滲む八月。
強い日差しに耐えながらも僕達は楽しんでいた。
そのはずだった。
僕があの時、あの道を通らなければ、あんな事にはならなかったのに。
「かんぱーい!」
僕らは夏休みに入ってから浮かれっぱなしで、今日もその雰囲気で近くの山にキャンプに来ていた。
鳥のさえずり、蝉の声、川の流れる音。
自然の全てが僕らを包むように音を発する。
皆バーベキューだからとジュースやお酒やなんやらでワイワイ騒いでいる。
でも僕は食前に弟とお菓子を食べすぎたからか、あまり肉を食べたいとは思わなかった。
『仁人食べないの?』
「うん。さっきおやつ食べすぎちゃった…(笑)」
『もう…何やってんの。』
ジュースを一口飲んで照れていると、お母さんが急に驚いたような顔をして立ち上がった。
周りや車の中を見たりして、僕の方を見る。
「…どうした?」
『仁人…さっきの川の所に水筒置いてきちゃった…。』
「で…どうしろと?」
『ごめん!取ってきて!』
「もー!…まあ良いけど(笑)」
さっきまで居た近くの川に、弟の水筒を忘れたみたいだ。
お母さんもお父さんもお腹が空いてるらしいので、仕方無く僕が取りに行く事にした。
川に行くのに木が生い茂った道に入る。
夏なのに少しひんやりしていてどこか不気味ささえ感じられる。
ザーッ…。
そんな川の激しくて優しい音が耳によく届く。
数分歩いてもう家族の声も聞こえない。
聞こえるのは僕の足が踏む木の枝や葉の音だけ。
薄暗い森から少しずつ、明るい所へと近づき、川の音も川そのものもよく感じられてきた。
バキッ。
その時、僕の斜め後ろら辺から枝の折れる音がした。
反射的に後ろを振り向くが、何も無い。
メキッ、バキ。
メジィ…パキッ。
動物か、それとも虫か。
いや、兎や猫ならこんな折れるような音はしないはずだ。
熊か、熊なのだろうか。
呼吸の音も聞こえずに、ただ木の枝や葉が踏まれる音だけが小さく響く。
キョロキョロ周りを見回して警戒してはいるが、全く何処から聞こえてきているのか分からない。
どうか、小さな動物であって欲しい。
もしかすると、誰か知らない、にんげ
『みいつけた。』
コメント
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初コメ失礼します! いつも見てます❤️ 最高すぎて、とても続きが気になります!
今までにないようなストーリーで、どんな展開になるか楽しみです🥹❤️ 更新ありがとうございます☺️