テラーノベル
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永世⇢ℛNui🌍💫@リムルなァ
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【催眠】⚠️ パラ日 パラオが純粋じゃないです。ヤンデレ。
拙宅の解釈と少し違う所があります。
又、政治的意図等は一切含まれておりません。
それでも良いよという方はお進みください。
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「催眠アプリ。試してみない?」
唐突にそう言われたものだから、少し驚いてしまった。なにより、催眠なんて単語から程遠い位置にいるパラオくんの口からそんな言葉が出るなんて思っても居なかったのだ。
「これまた急ですね。催眠アプリ、ですか。」
思わずうーんと首を捻ってしまう。
なんせ、催眠なんてどこかの同人誌でしか見た事のない様なものだ。その認識はどちらかと言うと二次元に寄っている。そんなことが本当に出来るものなのかと。
「そう!広告見てからパラオずっと気になってたの!試してみたいなぁ!」
星が零れ落ちそうな程の目線を前に、断れる筈なんてない。なにより、そんなもの効く筈もないと鷹を括っていたのだ。
少し悩んだ末、私は「良いですよ。やりましょうか。」と言ってしまっていた。
そう返すと、パラオくんは心底嬉しそうに「うん!!!」と子供特有の有り余る元気と声量で言った。
「このぐるぐるをずっと見つめていれば良いんですね?」
アプリに映し出されたのは渦巻き状に回り続けるだけの映像。本当にこんなもので出来るのだろうか。
「そうだよ!ずーっと見ててね!」
そう言われるがまま、半信半疑で見つめ続ける。
…………。
暫くぼーっと画面を見つめていたら、ふいに耳元からこんな声が聞こえて来た。
『これから貴方は、少しの間深い眠りにつく。そうして覚めた時、目の前にいる者に対して酷く劣情を抱くだろう。愛したくて堪らない。その者の行動言動を見る度に、疼いて止まらなくなるだろう。』
なんだ、やけに具体的だな…なんて思っていると、気付けば段々と世界が鈍くなってきている事に気が付いた。
「あ…あれ?なに……ぱら………お……。」
そうして、私は意識を手放した。
「まさか本当に成功するとは…。」
小さく寝息を立てて眠るナイチ。これはこの催眠が成功した事を現して居た。
どうにかしてナイチを手に入れたい。そんな思いを抱えダメ元で調べていた事が、まさか成功するだなんて…。
「これで…本当に意識してくれるの?ただの子供じゃなくて…一国の男として。」
ナイチの為に変えないでいた。一人称。口調。振る舞い。
忘れて貰いたくなくて、思い出して欲しくてそのままにしていたものは、いつしか子供扱いの材料でしかなくなっていた。
「うん…そっか。ようやく俺のものになったんだ。」
信じられない事実を再確認する様に言葉に出す。あまりにも静かに寝るナイチの額にそっと手を当てさする。さらっという効果音が似合いそうな程、ナイチの肌は触り心地が良かった。なにより安心感のあるものだった。
「ん…。む、ん…?」
少し眉間に皺を寄せながら、瞬きを挟んで少し
ずつ視界を広めていくナイチ。それすらも愛おしい仕草に思える。
「おはよ。ナイチ。起こしちゃった?」
甘ったるい声で優しく話しかけると、ナイチは、少しぴくっと肩を振るわせながら、こちらを見た。
「ぱ…パラオ…く…ん…?」
こちらを見るその目は、甘く溶ろけきっていた。少し荒い吐息に、ぴくぴくと跳ねる体。全てが愛らしく、完璧なまでに俺を誘っていた。
「…ベット、行こうか。」
疼いて動けないナイチを抱えて、寝床へ急ぐ。
この小さな体に見合わぬ、真っ黒な独占欲を纏わせながら。
「ずーっと。俺だけだよ、ないち。」
ずっと前にかけられた。催眠に近い呪いを、静かに抱いた。
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【催眠】 完
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