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帰りの車の中で「亮、会社はいつ辞めるの?」
「引き継ぎがあるだろうから、2ヶ月はかかるかなぁ〜今からだと、年末までかかるなぁ」
「私は、どうしたらいい?」
「入籍は、すぐにでもしたいけど、会社を退職するのは、一緒に年末にするか?引き継ぎがあるだろうし…」
「そうだね、引き継ぎしないと…」
「不安?」
「ううん、会社は大丈夫だよ。でも、今日はちょっと寂しいかなぁ〜昨日から一緒に居たから…」
「じゃあ、もう一緒に住むか?」と、手を握る
「え?ウチで?」
「とりあえず、今から俺のマンションに来て!
しばらくは、どちらかで住もうよ。ウチを見てから決めて!そのあと、ゆっくり新居を探そう!」
「うん、分かった。」
初めて行く亮のマンション
恋人ではないと、ずっと自分に言い聞かせてた。
だから、いつも会うのは、外だったから、
すごく嬉しい!
「晩ごはんの買い物して行く?」
「そうだなぁ」
すき焼きにしようって、材料を買った。
そして到着、
「え?このマンションなの?」
「うん」
亮のマンションは、駅近のタワーマンションの25階
「はい、どうぞ〜」
「うわーすご〜い!眺めが最高だね〜」
「うん、向こうの方まで見える」
「えー!どうして?こんなところに住めるの?」
「いや、まあそれなりに頑張ってるんだけど…」
「そうだけど…亮すごいね〜」
「ウチなんかと比べものにならない。」
「じゃあ、こっちに来てくれる?」
「うん。新居なんて探さなくていいよ。ずっとここでイイ」
「え?そう?」
「うん、最高じゃない!なんで教えてくれなかったの?」
「いや、別に隠してたわけじゃないし、聞かれなかったから…」
「聞いちゃいけないと思ってたもん、恋人でもないと思ってたから…」
「あ、そうだったのか?ごめん。」
「ううん、ホントにいいの?ここに住んで!」
「もちろん」
「私なんかでいいの?」
「え?もちろん舞じゃなきゃイヤだよ。」
「亮!まだ私、色々信じられなくて…」
「大丈夫だよ。」と、大きな窓から景色を見てる舞を 後ろから、ぎゅーっと抱きしめた。
「愛してる」
「私もだよ」
舞を振り向かせて、キスをする
「幸せ♡」
「俺も♡」
チュッ
「皆んなにキスしてるところ見せつけたい気分」
「ヤダ〜ふふ」
「ね〜大丈夫?会社辞めたら、収入なくなるよ」
「まあな、しばらくは貯金を切り崩す」
「だったら、選挙までは私、辞めないで、引き継ぎの為って言って会社に残ろうか?」
「お金の心配は要らないよ。」
「でも…」
「結婚する!って言って辞めるなら、やっぱり風当たりが強くなるから、俺と一緒に辞めて欲しいけど…年末に!」
「辞められたらいいけど…」
「俺が話そうか?舞には誰にも文句を言わせないようにする!」
「そんなこと出来るの?」
「俺に考えがあるから…」
「うん。分かった。じゃあ、そうする。一緒に辞めよう。」
「よし!」
「さあ、とりあえず、ご飯にしよう。」
「うん、手伝うよ。」
「すき焼き鍋ある?」
「うん」
「へ〜すごい!なんでも揃ってるね」
「一人暮らしが長いからね。」
「キッチンも綺麗〜亮、掃除好き?」
「いや、そういうわけじゃないけど、オープンキッチンだから綺麗にしてないと、丸見えだし…」
「え?女の人を何人か部屋に入れたの?」
「まさか、男友達だったり、親だったり、親父の関係者たちだけだよ。」
「そうなんだ…」
「あ、疑ってる?」
「うん、ちょっとだけ…ハハ」
「おいおい、ホントだよ。女の人を初めて入れるのは、舞って決めてたから!」
「え?ホントに?」
「うん、管理室の録画を見せてもらっても、母以外、女の人は、絶対に誰も写ってないから…」
「そうなんだ、嬉しい♡」
「舞、可愛い〜」チュッ
「ふふ、う〜ん…」チュッチュッ
「う…ん、ダメ、ご飯の用意!」
「うん、もう少しだけ…」
チュッチュッ
「あ、と、で…」
「うん、あとでいいんだ♡」
「ふふ」
そして、初めて亮のマンションで、
2人ですき焼きを食べた。
食後は、一緒に片付けをして、
一緒にお風呂へ
「亮がこんな素敵なところに住んでたなんて、全然知らなかったよ。」
「気に入ってもらえて良かった。
もう、こっちで一緒に住もうよ。」
「うん。」
「今日は、どうする?俺が行こうか?明日の着替えないだろう?」
「うん。週末までは、まだウチに来て〜荷物多いから、まとめてから移動する。」
「うん、分かった。」
「解約の連絡もしないとダメだし…」
「そうだな。」
「あーやっと舞と毎日一緒に居られる」
「うん」
「あ、舞のご実家へ行かなきゃ。来週で大丈夫?」
「うん。連絡しておく。」
「舞〜♡」
「ん?あれ?亮って、こんなに優しかったっけ?」
「えー?そう?」
「うん、ドSかと思ってた。」
「そっちで攻めてもいいけど?」
「いや、優しい方がイイ」
「よしよし」頭を撫でられ、キスを…
亮は、スイッチが入ってしまったようだ。
「う、う…ん」
「あとでって言っただろ?」
「う、ん…」
「舞〜可愛いよ」
「もう、上がろう」
「うん」
上がっても、キスをやめない亮
そのまま、寝室へ連れて行かれる
今までとは、違って、優しく確認しながら、
名前を呼んだり…
何より今まで聞けなかった『愛してる』が聞ける
幸せ
素敵な素敵な夜に…
舞は、優しく優しく愛された
大好きな人と…