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2025 5⁄4
投稿日 2025 5⁄6
気がついたらここは森だった
辺りを見渡してみる
何も無…あった
ただの変哲もない焚き火に思えた
ただ…俺なら分かる
あの火はいつも見ている火とは違う
焚き火をするためのものではない事は分かったが…
ガシャン
……動けない
足に鎖がある
この鎖ならすぐに破壊できる
問題はそこじゃない
誰かの視線が俺に刺さる
複数人の人間が
監視されている
このままでは逃げられない
夜まで待つ以外に選択肢はない
俺を捕らえられる奴なんて相当の強者だろう
助けを持っても意味はない
俺だけで逃げるには夜を狙うしか無い
夜
ぞろぞろと仮面をかぶり深く黒いフードを被った人間が来た
……!
一瞬見えた仮面の中を被った人間の一人の顔は
人ではないナニカだった
人だと思っていたコイツラは
化物なのか?
謎の仮面達が焚き火を囲んだ
十人ほどか
ふと言葉では言い表せない違和感に襲われる
懐かしいような
気色悪さが
ずっと続く気がした
が…
数分でその違和感はなくなった
仮面の一人が近づいてくる
俺の近くまで来て、手を伸ばす
視界が暗転した…?
気づくと木に吊るされていた
仮面集団はいなくなっていた
焚き火も無くなっていた
まるで最初からいなかったかの様に
…外は暗い
それに眠い
今日は寝よう