【 1話 】
※凛蜂。二人ともセ/フ/レです。第二選考の時のやつ。汚い表現とかR15の表現あり
※蜂くんが片想い
※クリスマスパーティーのやつ、ネタが思い浮かばないので…年末までには書き終えますから…(言い訳)
青い監獄で同じグループになって、自然とセ.フ.レになった。経緯なんて覚えていない。でも、穢れた関係性になってしまったのだけは覚えている。
俺が抱かれる側。凛ちゃんが抱く側だった。
まぁ、最初は俺が抱くつもりだったんだけどね。
いつもはあんなに罵倒してくんのに、する時だけは優しいの。なんか、調子狂うよねえ。
「…痛いか?」
とか。
「んっ…だいじょ、ぶか?」
なんて言って、俺の頭を撫でて。優しくキスの雨を降らす。ちゅ、ちゅ、と触れ合うだけのキスもあれば、濃厚でちょっと苦しいキス。見えない鎖骨ら辺にキスマークを付ける時もあった。
ほんとに、調子が狂うもんだ。感度が無駄によくなって、凛ちゃんが動く度に声が出る。そうすると、凛ちゃんは満足そうに笑うのだ。
今思えば、変だったなあとは思う。
普通だったら、お互い性.処.理玩具なだけの関係だった。でもなぜか、お互いが恋人のように、行為をしている時は寄り添って、笑いあって、お互いを満たしてあげたいと思うようになっていった。
____満たされた。サッカーをしている以外では空っぽのようだった自分の心が。
邪魔そうに髪を掻き上げる仕草、小声気味に声を出す、ちょっと恥ずかしがり屋なところ。激しい時もあるけど、普段は優しくしてくれるところ。
全部、全部の仕草に気づけば虜になっていった。
グルグルと、考えることは凛ちゃんのことだけ。
サッカーの時はそりゃあサッカーに集中するけれど、寝る時やシャワーを浴びる時以外では、ずぅっと凛ちゃんのことを考えるようになった。
でも、凛ちゃんは俺じゃなくて潔を選んだ。
サッカーに関して、俺よりIQが高いのは潔だ。
自慢じゃないけれど、俺だってドリブル能力は潔よりも長けると思っている。でも、それでも俺を相棒にはしてくれなかった。所詮、夜だけの関係。凛ちゃんのサッカー人生の中ではただの駒。即ち、ただのモブ。
それを思い知った時、胸が痛んだ。ズキズキと痛む胸。苦しい、苦しい。そう嘆いても、痛みは引いてくれない。いつまでも、いつまでも。
その痛みが引くのは、凛ちゃんとの夜だけの間だけだった。その時だけは、凛ちゃんは、ブルーグリーンの自身の瞳に俺を写す。綺麗で綺麗で、見惚れていたら”よそ見をするな”と言われちゃう。
言われちゃうけれど、それが幸せだった。
(潔ばっか映してないで、俺を見て。俺で満たされて。)
寝ている凛ちゃんにちゅ、と触れるだけのキスをする。でも、瞳は生気を失ってるみたいで起きてはくれない。
(この穢れた関係性でも、)
(俺は下克上する。凛ちゃんの瞳に、俺だけを映してみせる。)
「凛ちゃん」
自分の声が、二人きりの室内で木霊する。体つきの良い凛ちゃんの体に抱きついて、耳元に顔を近づけた。
「__________________」
凛ちゃんの耳元で囁く。
囁いた後は、もう俺も眠ってしまった。
最後のセリフはご想像にお任せします((
コメント
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個人的にこういうのかけるのほんとに天才だと思う。主さんすげぇ
好きです..... 凛蜂あんま見たことないけどハマりそう.....、