「あー暇だな~…」
ロッカールームのベンチに座ってつぶやく
少ししたらイカフォに通知が来た
「つーち?」
〖✉️メンバー募集の通知が届きました〗
〖🔔誰か入ってきてくれると嬉しい。〗
相方の名前
「…暇だしはーいろっ.ᐟ」
フレンドリストを確認し相方の名前を選択した
『.ᐟ』(フリフリ
手を振って合図する相方は笑顔だった
「やっほ.ᐟ」
聞こえるはずない声で話しかける
少ししたらバトルが始まった
〖ナワバリバトル〗
〖マヒマヒリゾート&スパ〗
よく見るバトルステージ
特別変わった様子はなかった
𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
リスポーンしあるって相方のいる場所へ向かう
「おーいっ.ᐟ」
『入ってきてくれてありがとう….ᐟ』
重そうなクーゲルシュライバーを持って笑いかけてくる
「なんできゅーにぼしゅーしてたの?」
『暇だったんだ、だからかな….ᐟ』
『あとさ、次のバトルにタンサンボム持って来てくれる?』
「えっ?」
思わず声が出た
「別にいいけど…」
『ほんとっ….ᐟ?ありがとう….ᐟ』
バトルが終わるまではずっと雑談をしていた
𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
ロビーに戻ってカスタマイズからタンサンボムのブキを選んだ
「タンサンボム何に使うんだろ~」
少し考えているとバトルが始まった
𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
『持ってきてくれてありがとう~』
「全然だいじょーぶ.ᐟ」
『タンサンボム貸してくれる?』
「はいっ.ᐟ.ᐟ」
タンサンボムを渡してこういった
「あぶないことには使わないでね.ᐟ.ᐟ」
「あとこのステージお散歩してきてもいい?」
ちゃんと忠告をした
『使わないよ』
『お散歩?気をつけてね….ᐟ』
「はーいっ.ᐟ」
俺はその場を離れた
𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
きらきら光るプールの水の近くを歩く
「何に使うんだろ…」
カシュッ
「ん?」
遠くから何かが開く音がした
「変な音…」
「気味悪いから戻ろっ.ᐟ」
相方の元へ向かうために足を動かした
𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
戻って話しかけようと口を開けた
「お~いっ…て」
「ぇ ッ … ?」
タンサンボムの蓋を開け飲もうとしている相方がいた
「……はッ….ᐟ」
『…』
相方の元へ走って名前を呼んだ
「待って.ᐟ.ᐟ.ᐟコーチッ.ᐟ.ᐟ」
𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
「水のところまで運ばなきゃッ…」
背負って水がある場所まで運ぶ
「あぶないことには使わないでって言ったのにッ….ᐟ」
足を滑らせ自分も水没してしまった
〖―WIPEOUT!!―〗
【―WIPEOUT!!―】
𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
走って相方のもとへ向かう
いる場所に着くと相方は座っていた
「もうだいじょーぶ…?」
「苦しくない…?」
恐る恐る聞いた
『うん…』
「誰から聞いたの?あの死り方」
ゆっくり話していく
『分からない…なんかバンカラ街あるってたら教えてくれたんだ…』
『イカクリップをしてたのは覚えてるよ…』
少しづつ話してくれる相方に合わせて話す
「イカクリップ…」
(もしかして…)
残念そうな相方にこう声をかけた
「コーチ…置いてかないって約束したじゃん」
「僕も置いてかないから先いかないで?」
『.ᐟ』
いつもみたいな笑顔で
『うん….ᐟごめんね….ᐟ』
『ネガ….ᐟ』
バトルはこれで終わった
イカフォで
〖また遊ぼうね〗
の連絡の通知が来た
「クリップ…」
名前を口にしてそいつがいる場所へ向かった
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