貴方以外いらないよ。

水白

意味不

幼 水）しょ〜ちゃん！！

幼 白）どーしたん〜？

幼 水）ぼく、しょ〜ちゃんの事大好きっ！！

ギュッ”

幼 白）おゎ”‥笑

幼 白）ぼくもやで〜？笑

幼 水）嬉しいっ！！

きっと、この頃から僕は狂っていた。

水）……

白）ーー笑

）〜〜？笑

ねぇ、その笑顔僕以外に見せないでよ。

僕達が幼い頃はずっと一緒だったじゃん。

それなのに、僕を置いて他の所へ行くの？

そんなのやだよ。

絶対やだ。

初兎ちゃん以外いらないよ。

水）初兎ちゃーん！！

白）お〜！いむくんやん！！

水）一緒に帰ろ〜？

白）えーで！

初兎ちゃんと二人きりの時間が僕にとって1番幸せ。

初兎ちゃんを独占してるみたいで。

白）あ、此方方面やからお別れやね…

水）そ、…そうだね

「お別れ」なんて言わないでよ。

白）…また、明日な！

水）う、うん！！

水）………

あれから、何日が経っただろう。

あれ以来、初兎ちゃんと喋らなくなってしまった。

休み時間中はクラスメイトと話してるし、下校の時は仲いい先輩とか、友達と話してる。

なんだか、遠ざけられている気分だ。

僕は、初兎ちゃんと一切話しちゃ駄目なの？

ねぇ、幼い頃は僕達ずっと一緒だったじゃん。

なんでよ。

水）……なんで、…よ……

僕は何にも悪くないじゃん。

ただ、初兎ちゃんと話してた、ただ、初兎ちゃんと一緒にいただけ。

水）……こんなの‥酷いよ…

白）〜〜〜〜！！

）ーーーー！笑

水）………

昔の初兎ちゃんはこんな感じじゃない。

もっと、僕の近くにいた。

もっと、僕のそばにいた。

毎回、僕に「大好き」って伝えてた。

もちろん僕も伝えた。

なのに………なのになのに。

貴方への大好きは届かないの…？

そんなの可笑しい。

とっても可笑しい。

ずっと…ずっとずっとずっと、

水）…一緒‥じゃ、ナイノ…？

今日は珍しく初兎ちゃんは1人で帰っていた。

だから、声をかけた。

水）しょ…しょ〜ちゃん…！

白）あ、いむくん…

水）ひ、久しぶり…！！

白）確かに、久しぶりやね

水）今日は…一緒に帰らない…？

白）えーよ？

水）…！ あ、ありがと！

やっぱり、この時間が幸せ。

しょ〜ちゃんと一緒にいて本当に幸せ。

白）あ、此方方面やからお別れやね

水）……そうだね

水）ねぇ、しょ〜ちゃん少し時間ある？

白）あるで？

水）じゃあ、ちょっとぼくに付いてきて？

白）おん、ええで

水）…ありがと

ぼくとしょ〜ちゃんで幼い頃に来ていた公園に来た。

白）うわ、この公園なつかしいな〜…笑

水）だよねぇ‥笑

そして、公園の少し奥に行く。

白）こんな所で何するん？

周りには雑草だらけで人目が付かない。

水）………

白）い、…いむくん…？

水）……ずっと、ずっとずっとしょ〜ちゃんの事が好きだった

水）……ありがと‥

そして、しょ〜ちゃんの腹部にナイフを刺した。

白）ぃ”‥いむ…ｯく”…んｯ

最期の最期まで、ぼくの名前を呼んでくれて、すっごく嬉しいよ。

白）ぁ…ふ”‥ｯ”

ぼくの周りからは鉄の臭いで充満していた。

水）………ぼくも、逝くからね…笑

水）来世は……

水）ずっと一緒。

やっぱり、この頃からずっと僕は狂っていた。