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先に着く。
先生が人形を立たせて説明している。
(代表して何人かに人形にオムツをあててもらいます)
と何人かを指名し、オムツのあてかたの実習が始まった。
見慣れているあおいはその風景をみることなく時間が過ぎていった。
もちろん上手にできる生徒なんているわけもなく、先生の指示がはいる。
実習が終わったところで
キーンコーン
とチャイムがなり授業終了の合図だった。
珍しそうにオムツを眺める生徒。
人形で遊ぶ生徒など様々だったか、あおいはオムツが気になってそれどころではなかった。
あおいが部屋に戻ってから30分ほど。
左手はずっとスカートを抑えている。
その時友達がやってきて、
(あおい大丈夫?体調よくないの?)
と言われたものの
う、うん…
と小さく首を縦に振る。
具合が悪いんじゃない、オムツが心配なの
心の中で叫びながら、ふと前を見ると
(あおい具合悪いんだったらオムツすればいいんじゃないwww)
と言うと同時に先生が戻ってきて生徒たちも自分の席に戻っていった。
いつの間にかあおいのオムツは湿っていて、それは冷や汗なのかおもらしで濡れているのかわからないものだった。
授業が再開され先生の話が始まる。
(明日から3日間は隣の幼稚園で実習となります。今日のことはよく復習しておいてください)
まさか実習があるとは思わなかったが、この学校では毎年幼稚園での実習作業があるようであおいがいるからというわけではなく毎年恒例のことだった。
冷や汗のあおいだったが
パンツオムツだったら大丈夫だよね
と思い深く考えることはしなかった。