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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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コメント
1件
おお、273話目でこんなにほっこりする閑話が挟まるの、いいなあ。千歳が「デキる怨霊」って自称して計画的に大掃除してるのが可愛すぎるし、お雑煮談義で地域の違いに驚いてる姿もなんか人間っぽくてじわじわ来る。柚子ジャムの皮冷凍してあるの、そういう細かい気遣いが千歳らしいよな。日常の何気ない会話にじんわり温かさがあって、読んでて自然と口元が緩んだわ。怒涛の展開の合間にあるからこそ染みる、良い一話だった🔥
『ワシはデキる怨霊だから、大掃除は計画的に今から少しずつやる』
と千歳は得意げに言い、実際に今日から窓を掃除している。台所の五徳を磨いたり、換気扇を磨いたり、流しの水垢を取ったりも少しずつやるとのことだ。
俺はこたつで仕事しながら千歳に声をかけた。
「いやー任せきりでごめん、お風呂掃除は俺時間空いた時にやるから」
俺は、家事は千歳に頼り切りだけど、食器洗いと週イチの風呂掃除はやっている。掃除機もたまにかける。
『うん、じゃあ風呂は任せた』
千歳(ヤーさんのすがた)は窓を拭きながら頷いた。
『お守りづくり頼まれたらそっちに時間使いたいし、大晦日はおせち作る時間考えると掃除の時間ないし、今のうちにやっときたいんだよな』
そうだ、来年は千歳のおせちが食べられるんだった。嬉しいな。
「おせち、楽しみにしてるね」
『たいしたもんじゃないけどな。そうだ、お前、お雑煮って言ったらどんなのが食いたい?』
「お雑煮?」
うーん、実家にいた頃おばあちゃんが作ってくれたのは、醤油とカツオ出汁に、人参、大根、鶏肉、あれば三つ葉か青菜……いや、でも、お雑煮って地域によって違うんだっけ?
「俺はお雑煮って言うと、関東系の、醤油で出汁で、大根に人参に、鶏肉と三つ葉って感じだけど、別に千歳の好きな地域ので」
『んー、ワシもそんな感じの作ろうと思ってたからいい。ていうか、お雑煮って地域でそんな違うのか?』
「関西だと白味噌に丸餅、って聞いたけど。あと、どの地域か忘れたけど、あんこ入りのお餅を味噌で煮るお雑煮があるって聞いたことある」
『そんなのあるのか!? うまいのか!?』
千歳は目を丸くした。
「さあ、食べたことないから。でも代々続いてるってことは、好きな人多いんじゃない?」
『うーん、食べ慣れたら甘じょっぱい系のうまさなのかなあ』
首をひねる千歳。千歳が作ってくれるなら、俺どんな雑煮でも食べるけどね。
『んー、でもやっぱ関東のお雑煮作る。そうだ、こないだ柚子ジャム作った時に少し柚子皮取っといて冷凍してあるから、それも入れるか』
「わー、おいしそう!」
俺は思わず手を叩いた。料理がうまい同居人がいるの、本当に幸せだな。