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あ、いつもの三人だってなんかなってしまった いつもの三人はこんなことしない! ちょっと洗脳されちゃってた感あります… さすがですぴりちゃん…っ! つづきがたのしみですねぇ
いい感じに収まりつつある…のか?! とりあえず最高です。 涼ちゃん頑張れ!
んへ、笑。りょーちゃん真ん中… なんか3人仲直りし初めてません、?良かった…りょーちゃんはよくないと思うけど…笑
第9話
あらすじ
大森は、あの手この手で二人の目的を回避する。
しかし、とうとう逃げられなくなってきた。
追い詰められてしまった大森は、一体どうするのか…
9-1 〜袋のネズミ〜
若井が大森の腰をするりと、撫でる。
大森が、びくっと飛び跳ねた。
若井はキスをするじゃないかと言うくらい顔を近づける。
「同じ事してあげる」
「教えて?」
大森は目を逸らすと、首を振った。
「い、いいよ」
「しなくていい」
若井が口角を上げながら、半笑いで言う。
「俺、聞いてんじゃないよ」
「答えろって言ってんの」
若井は圧をかけながら大森の腰を、ぐっと掴む。
「分かる?」
大森は恐々とした様子で縮こまると、小さい声で答える
「…わかんない」
若井が鋭く舌打ちをするので、 大森はひっそりと傷ついた。
「まぁいいや」
若井は冷たく言うと、ローションを手のひらに出す。
それを、指先に塗り込むと大森を見る。
「足、開いて」
大森は苦虫を潰したような顔をしながら、ゆっくりと開いた。
若井はどうせならしっかりと見ようと、顔を寄せる。
すると、大森が勢い良く足を閉じた。
「あ、ぶね」
若井は、ぎりぎりで頭を引く。
「…」
若井は 目を据わらせて、大森を見る。
大森は、そっぽを向いて知らないふりをした。
「こいつ、どうしたら言うこと聞くの?」
「うーん」
藤澤が答える。
「僕の時はこんな感じじゃなかったから…」
「あっそ、」
若井が苛立ったように吐き捨てる。
「はいはい、俺が駄目って事ね」
「ごめんねー涼ちゃんじゃなくて」
若井はそう言いながら無理矢理、足を開かさせる。
「う゛…」
大森が抵抗すると、若井の平手打ちが頬に飛んできた。
乾いた音が部屋に響く。
突然の痛みに、大森が呆然としていると若井が鋭い目付きで言い放つ。
「いいから、開け」
大森は、こくっと頷くと素直に足を開いた。
「涼ちゃん」
若井が藤澤を呼ぶ。
「ん?」
「元貴の腕、また掴んでおいて」
若井はローションを指に塗り込みながら、藤澤に指示する。
「おっけ」
「ちょっと元貴、ごめんね」
藤澤は そういうと大森の腕を、頭の上に掴みあげる。
大森は さっきまでの抵抗が嘘のように、すんなりと腕を預けた。
ローションが温まったので、若井は後ろの窪みに塗り込む。
正直、怒りはあるが それでも念入りに入口を解していく。
ぱっと顔を上げて一応、大森の様子も見る。
すると大森は 声もあげないまま、ぽろぽろと涙を流して泣いている。
若井は、つい眉を顰めた。
下手に大袈裟に泣かれるより、よっぽど心に来る。
可哀想だ、許してあげたい
またすぐに、そんな気持ちが沸きあがる。
どうして自分は大森に対して、こんなに甘いんだろうか。
若井はその考えを振り払うと 大森の中に、指をぐっと入れ込む。
「っ!!」
大森は驚いて、藤澤の手を ぎゅっと握る。
指を入れられただけなのに、身体に快感が走った。
頭がくらっとすると、パチパチ快感が弾ける。
「うわ…」
一方、若井は驚いて呟いた。
大森の中は暖かくて、柔らかい。
大森は若井の好きな相手だが、結局は男性だ 。
正直そんなに、いい物でもないだろうと思っていた。
しかし こんなに具合がいいとは、予想外だ。
若井は そのまま中で、指を揺するように動かした。
「っ、は」
大森が息を吐くと、腰が少しだけ動いた。
「腰、動いてるけど」
「きもちい? 」
若井が聞くと、大森は顔を真っ赤にして首を振る。
「あーそう」
若井は指を2本に増やすと、ゆっくりと挿れていく。
「う゛っ…」
大森は苦しさと同時に、頭の目眩が強くなる。
若井の指が、自分の中にあると思うと気がおかしくなりそうだ。
若井は再び、指を細かく揺らす。
すると、がくっと大森の身体が跳ねる。
「やっぱ、これ好きか」
「はぁ、は、」
大森は肩で、大きく息をする。
蕩けた瞳が、若井をじっと見つめた。
若井は 2本の指を立てると、中をくすぐるように別々に動かした。
「ん゛!!」
大森が、くぐもった高い声を上げる。
若井の指に合わせて、快感が ぞわぞわと湧き上がる。
「これも好き?」
「感度いいね」
大森の呼吸がどんどんと早くなっていく。
若井はそれに合わせるように指を、さらに奥へと挿れていく。
「あ、あ゛」
大森の足が、ぶるぶると震え始める。
「いきそう?」
大森は薄目を開けると、余裕がない中でも顔を背けた。
その時の顔を見られたくない。
「り、ょうちゃん」
「て、」
大森が絞り出すように、震える声で懇願する。
「て?」
藤澤が聞き返すと、大森が腕を強く引く。
「は、なして!!」
ぐいっと、藤澤の身体が前に倒れる。
「お、お」
「すごい力」
若井は空いている方の手で 大森の腕を掴むと、高く上げさせた。
「はっ…ー」
大森が ぐっと首を反らすと一層、中がぐっと締まった。
どうしても嫌だ
若井にだけは、見られたくない
「あれ」
「我慢してる?」
若井が大森の顔を覗き込む。
大森はぎゅっと瞳を閉じながら、それが弾けないように抑え込む。
しかし 若井は大森の性感帯を、2本の指で強く押し潰した。
「っ!!」
大森が声にならない悲鳴をあげる。
若井は、これで絶頂するだろうと思ったが大森はどうにか押さえ込んだ。
若井はつい、笑ってしまう。
「めっちゃ我慢するね」
「かわいい、興奮する」
若井はぺろっと、唇を舐める。
「いいよ」
「そのまま頑張って」
若井が熱のぽい声で言うと、大森の上に被さった。
そして獣のような目で、大森を見る。
「ひ、」
大森は、ぞっとする。
このタイミングで挿れられたら、どうなるか分からない。
大森の太ももが、震える。
抱えきれない快感でそうなっているのか、恐怖から来るものなのか、もう分からない。
若井は自分の下の先を、大森の後ろの窪みに当てる。
腰をぐっと掴むと、ゆっくりと下を挿入していく。
若井の鉄のように硬くなった下が、大森の中をこじ開けていく。
「あ、…」
大森の腰が、ぐっと後ろに逃げる。
若井は 大森のお腹を、右手の甲で押し込んだ。
「う゛、ぅん゛」
大森が艶っぽい呻き声をあげると、中がぎゅっと締まる。
「はっ…」
若井は 気持ちの良さに目を細めて、息を吐く。
大森はその表情を見た瞬間、何かスイッチが入った感じがした。
ぶわりと、身体の感度が一気に高まる。
若井は、下を根元まで入れようとした。
しかし、少し進めると壁に当たる。
「…狭いな」
若井は、ぼそっと呟く。
大森の太ももを掴んで引き寄せると、無理矢理押し込む。
「…っ、う゛」
なんとも言えない異物感が広がる。
大森は、入ったら行けない場所に入ってるのではないかと不安になった。
若井は根元まで入ると、少しだけ引き抜く。
そして、またすぐに打ち付けた。
「あ゛!!」
大森の身体が跳ねる。
溜まっていた快感が再び、育ち始める。
大森が一息つく間もないまま、若井がピストンを開始する。
大森の肩を抱きかかえると、下を緩急付けて打ち込んだ。
「ま゛、っ!!」
「ぅ、ん゛」
大森が 腕の中でビクビクと震えると、耳もとで喘ぐ。
若井は、大森を手に入れた満足感で満たされた。
「元貴」
若井が名前を呼ぶ。
大森は、快感の枷が外れたのを感じた。
若井が打ち込む異物感も、興奮した息遣いも匂いも全てが快感に繋がっていく。
「わ、かい」
「わかい」
大森は必死に名前を呼ぶ。
今すぐ 抱きつきたいのに腕を抑えられていて、それが出来ない。
猛烈な寂しさが、大森の心に広がる。
「元貴」
若井は大森が何度も名前を呼ぶので、愛しくなってくる。
名前を呼び返すと大森の中が、ぞわっとうねる。
「あ、きもちい…」
若井は つい呟く。
もう一度体験しようと 名前を呼びながら、ぐりぐりと下を奥に入れ込む。
「元貴」
「う゛、あ、あ゛ 」
大森が断続的に言葉を吐くと、苦しそうに眉を顰める。
中がぎゅっと締まった後に、痙攣する。
若井は大森が絶頂を迎えそうだと感じて居たが、気持ちが良くてスピードを緩められない。
大森の呼吸が早く、深くなっていく。
若井は大森を絶頂に届かせようと、性感帯をぐっと押し込むように潰した。
「ん゛ー…!!」
大森の腰が大きく跳ねると、下から体液を放出した。
若井はそれを確認したが、腰を動かし続ける。
「まって…!!ま゛!!」
大森は今、発散した快感が再び集まるのを感じた。
頭が焼けるように痺れる。
「元貴」
若井が名前を呼ぶと、耳を軽く噛んだ。
「っ!!」
大森はつい顔を背ける。
耳からの刺激は、気持ちが悪くなるほど強く感じる。
若井は大森が逃げても 顔を抑えて、耳を舐めた。
「ぅん゛!!」
大森の身体が震える。
若井は、ゆっくりと下を引き抜く。
再び、耳を舐めると耳の穴にまで舌を入れ込んだ。
そして合わせるように、下も大森の奥に押し挿れていく。
「や゛、あっ!!」
大森が、バタバタと足を動かす。
若井の下が1番奥に、とんと当たる。
そのまま何回か、とんとんと叩くと大森が再び絶頂した。
大森の腰が大きく跳ねる。
しかし若井は気にせずに、とんとんと奥を突く。
大森の中が痙攣しながら、大きくうねる。
「ぅ、ん、んぅ゛」
大森が猫のような声で喘ぐ。
若井は息を荒くしながら大森を見つめる。
「も゛、やだ…」
そのまま猫の様な声で言われるので、若井は性衝動が煽られるのを感じた。
「ねぇ」
若井は熱ぽい声で、大森を呼ぶと耳元で囁く。
「何されて失禁したの?」
大森の表情が固まる。
「教えて」
大森が首を、ぶんぶんと振る。
若井は下をゆっくりと引き抜く。
「んぅー…」
大森が耐えられなさそうに震えると、頬をシーツに擦りつける。
若井は、そのまま反動を付けて奥に打ち込んだ。
「あ゛!!」
大森が一段と高い声で喘ぐと、下唇をぐっと噛んだ。
「ほら、教えて」
若井は大森の膝裏を掴むと、太ももをぐいっと掴んで、腰を浮かす。
確度を変えて、下をさらに奥に入れ込んだ。
「う゛ぇ゛っ」
大森が嗚咽を上げる。
「え?」
若井が面白そうに笑う。
「大丈夫?」
「吐かないでよ」
若井は そう言いながらも、ぐいぐいと腰を押し付ける。
「う゛うぅ゛!!」
「おま゛、え!!」
大森が ばたばたと暴れると、突然叫ぶ。
「どこ入れてんの゛!?」
「え、普通のとこ」
若井は、きょとんとしながら答える。
「は!?」
「ぜったい」
若井は大森がいい終わらないうちに、下を奥に打ち付ける。
「ぅあ゛!!」
大森が叫ぶように喘ぐと、がくがくと身体を震わせて絶頂する。
「そんなにだめ?」
若井は大森に聞きながら、ゆっくりと腰を引く。
大森が首を、ぶんぶんと振ると切羽詰まったように言う。
「お゛ぁ、おかしい!!」
「変だもん!!」
若井は、ぎりぎりまで下を引き抜くと奥の肉を潰すように打ち付けた。
「ぅ゛あ゛ん!!」
大森が唸るように喘ぐと、中が痙攣する。
若井は大森の下を確認するが液体は出てない。
「いま中イキした?」
「うる゛っさ!!」
大森が叫んでいる間に若井はピストンを開始する。
「う゛、あ゛!!」
大森の腰が勝手に大きく跳ねると、酸欠で 頭が くらっとした。
若井がさらに、3、 4回打ち込むとまた大森の中が痙攣した。
「あ、勝手にイかないで」
「ちゃんと言いな」
「ん゛!!」
大森が怒ったように唸る。
若井も そろそろ出したくなってきたので、スピードを早める。
「っう゛、あ゛!!」
大森が痛々しい声で喘ぐが、若井はさらに速く、深く、打ち込む。
「や゛さ、しく!!」
「っして!!」
大森が悲痛な声で叫ぶ。
若井は、耳元で低く囁く。
「なんで?」
「元貴が裏切ったのに」
大森は なぜか、ぞわっと快感が沸き立つのを感じた。
「優しさとかないから」
「俺が許すまで」
「分かった?」
若井が鋭利な目付きで、 大森を見据える。
大森は涙目でこくんと頷く。
若井は再び、下を引き抜くと ピストンを開始した。
大森は 息を詰まらせたような声で喘ぐ。
「っ、は…」
今までと違って、若井は自分の動きたいように動いた。
若井の下がより深くに刺さる。
大森の背筋に、稲妻のような快感が走った。
「っあ゛!!」
腰を抑えていた若井の手が、するっと大森のお腹を撫でる。
「ん゛、ぅ!!」
若井の手が、腰から、胸、肩まで上がる。
大森の頭の中で、ぱちぱちと快感が弾ける。
「あ、あ゛」
大森が、溶けたような甘い声で鳴く。
若井は大森の背中に手を回すと、ぎゅっと抱きしめた。
大森の心がじわっと暖かくなる。
「わ、かい」
大森が耳元で名前を呼ぶ。
若井は大森の身体を、ぐっと下ろすと奥に、奥にと下を打ち付けた。
「っ゛、あ゛!!」
大森は激しい快感で頭が焼ける。
絶頂した感覚がするが、なぜか快感が引かない。
「な゛、ぇ゛」
戸惑う大森も気遣わないまま、若井はただ欲望を放出しようと腰を振る。
「は、ぁ゛」
大森が息をするのも辛そうに、喘ぐ。
焼けるような快感が頭から、腰、お腹に広がっていく。
若井の下を、大森の中が吸い付くように締め上げる。
「う゛、」
若井が唸るような声を上げると、大森の身体を壊れるほどに抱きしめる。
大森は、それが嬉しくて泣きそうになった。
「わかい」
大森が名前を呼ぶ声がする。
若井は、熱く動かない頭で大森を見つめる。
大森が、とんと唇を寄せると舌を入れ込んだ。
2人の唾液が混ざると、若井は ぐらっと頭が揺れる。
何が何だか分からないまま大森の中に、下を打ち込んだ。
「い、く」
若井が呟くように言うと、大森の中が激しく痙攣する。
若井は強烈な快感を感じながら、大森の中に欲を放出した。
「っは、あ…」
若井はしばらく、大森を抱いたまま浅く息をする。
耳元で聞こえる、大森の呼吸が心地いい。
ふわふわと浮かんだまま、大森を見る。
大森は、とろっと溶けた瞳で彼方を見つめている。
若井が額にキスをすると、大森がぼんやりと若井を見て笑う。
「…気持ちよかった」
大森が素直に言うので、若井はついもう一度抱きしめた。
「俺も」
「もっとやろ」
「え」
大森は豆鉄砲を食らった鳩のように、ぽかーんとした。
若井は、にやりと笑うと暑そうに上着を脱ぐ。
「まだ全然行けるけど」
「元貴は?」
大森が困ったように眉を顰める。
そして、首を横に振った。
「いや無理」
「大丈夫、大丈夫」
「元貴、以外と体力あるじゃん」
若井が言うと、大森が叫ぶ。
「いや!!いいって!!」
「りょうちゃん」
若井が藤澤を呼ぶ。
「…」
「あ、…ん?」
藤澤は突然呼ばれたので、反応が遅れる。
「もちろん、りょうちゃんも行けるよね?」
「…」
「え…!!俺!?」
藤澤が戸惑いながら、自分を指さす。
「うん、3Pしようよ」
「さん!?」
「嫌だよ!?」
藤澤が首を振ると続けて愚痴る。
「元貴はいいけど、なんで若井と…」
「あ、これ使ってないじゃん」
若井が ベットに置かれたままの媚薬ボールを、手に取る。
「ねぇ…聞いてるー?」
「普通に嫌だからね」
藤澤が眉間に皺を寄せながら、若井の肩を叩く。
すると若井が、すぱっと言い放った。
「涼ちゃん、真ん中ね」
「…え?」
「まんなか?」
若井は、にこにことしながら藤澤を見ると言う。
「後ろも前も使う人」
「な゛」
藤澤はつい、唸るような声を上げる。
「なんで!?」
「元貴は!?」
若井は大森の方を見る。
「え、元貴…真ん中がいい?」
「…」
「涼ちゃんでいいんじゃない」
大森がきっぱりと言う。
「うわ…」
「でたよ」
藤澤が絶望したように頭を抱える。
若井はゆっくりと藤澤に寄ると腕を引っ張る。
「むり!むり!!」
藤澤が必死に首を振る。
「いや、なんで俺!?」
「おかしいじゃん!!」
「まぁ、まぁ」
若井は抵抗する藤澤をベットに座らせる。
そして 肩をぐっと、後ろに倒す。
藤澤は案外、素直に寝っ転がった。
「乗る気じゃん」
若井が笑うと藤澤が躍起になって言う。
「違うからね!?」
「ていうか、なんで俺?」
「元貴は!?」
「ぼく…だめ…」
「壊れちゃうもん」
大森が可愛らしく言う。
「…」
「若井は?」
藤澤が続けて聞くと、若井は首を振りながら答える。
「え?」
「無理」
「俺、後ろ使いたくない」
「そんなの!!」
藤澤は、勢いよく自分を指さす。
若井と大森は耐えられずに爆笑する。
「あぁ、俺もだよって?」
大森が藤澤の言いたいことを補足する。
「そりゃそうでしょ」
「…ひどくない?」
藤澤が呆れたように言う。
「まぁ、まぁ」
「涼ちゃん、ほら足開いて」
若井が、ローションを手に取る。
「なんでぇ!?」
藤澤が悲壮感溢れた声で叫ぶ。
大森は横から藤澤の肩を叩く。
「涼ちゃん…今更じゃん」
「いつもこうじゃない?」
「諦めな」
藤澤はがっくりと項垂れると、言う。
「せめて優しくやってよね」