双子の白黒な暗殺者

1時間目・数学

殺せんせー「どうしてもこの数字が余ってしまう！

そんな割り切れないお悩みを待つあなた！！

でも大丈夫ピッタリの方法を用意しました！！

黒板に書くので皆で一緒に解いてみましょう」

相変わらず教え方“は”上手いわね

右隣のカルマ君の態度は悪い

そして後ろの芥川君と敦の仲も悪い

左隣の太宰君と中也君に関してはなんかお互い殺気放ちまくってる

殺せんせー「…………でこれを全部カッコ良くまとめちゃって

それから……すると…

あらビックリ……………………」

あら，いつの間にかカルマ君の銃を持ってる手が拘束されてるじゃない

殺せんせー「……となります

ああカルマ君，銃を抜いて撃つまでが遅すぎますよ

ヒマだったのでネイルアートを入れときました」

カルマ「……！！」

可愛い

女子受けしそうね

4時間目・技術家庭科

うん，良い出来かしら？

（ちなみに太宰は縛られてる）

鏡花「美味しい

私達は終わった」

殺せんせー「不破さんの班は出来ましたか？」

不破「なんか味がトゲトゲしてんだよね」

殺せんせー「どれどれ」

摘み食い目的でしょうどうせ

するとカルマ君がやって来た

カルマ「へえ，じゃあ作り直したら？

1回捨ててさ」

鏡花「え」

銀「？！」

カルマ君は鍋を放り投げた

其の先には鏡花ちゃんと銀ちゃん

私と零は鏡花ちゃんと銀ちゃんを庇う様に抱き締める

カルマ君は其の侭ナイフを殺せんせーに向かって振るう

けれど其処に殺せんせーは居らずカルマ君はフリフリの可愛いエプロンをしていた

銀「あれ，暑くない…？」

鏡花「…………（ﾌﾙﾌﾙ）（震え）」

『嗚呼，鏡花ちゃん大丈夫よ』

殺せんせー「エプロンを忘れてますよカルマ君

スープならご心配なく

全部千堂院さん達にかかる寸前でスポイトで吸っておきました

ついでに砂糖も加えてね」

不破「あ！！マイルドになってる！！」

『あら，似合ってるじゃない』

カルマ「くっ…！」

5時間目・国語

殺せんせー「「＿＿私がそんな事を考えている間にも＿＿

＿＿赤蛙はまた失敗して戻って来た

私はそろそろ退屈し始めていた

私は道路からいくつかの石を拾って来て＿＿」」

島木健作の赤蛙

殺せんせーはカルマ君の暗殺をことごとく阻止していた

放課後，椚ヶ丘の家に帰れば春男達が居た

春男「おかえりなさい哀さん，零さん」

直哉「ご飯やお風呂は出来てますよ！」

『は，早いわね…』

零「まだ5時よ？」

直哉「う，すみません…喜んで欲しくて…」

『責めてるわけじゃないのよ

でも次から気をつけて欲しいの』

直哉「はい…」

まぁ，早めに食べちゃおうかしら

私達は直哉が作った料理を全員で食べた

相変わらず美味しいわねぇ直哉の手料理は