コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
初めましてただの小説家mtdと申します!
久しぶりに小説を書くので暖かい目で見ていただけたら嬉しいです。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
目が覚め、時計を見ると午前7時だった
おかしいな…いつもはもっと遅く起きるのに
って
そうだった、
今日は、私の数少ない友達の一人である、
桜という、同い年の女の子と会う日だった
たまたま病院で知り合い、たまーに会っている
「久しぶりー!!」
といつものようにベットの上から抱きついてきた、桜
彼女は数万人に一人の病気を持っているらしい
桜は言いたくないようなので、あまり深くは聞いてない
「それでね、先生がさー」
「なにそれ笑」
病室では、主に桜の病院であったおもしろ話
私、実は不登校で、普段は家に引きこもっているので面白い話などできるわけがない
「そーういえば、あの約束、どうなったの?」
「うん!!オッケーもらえたよ!!」
あの約束というのは、最近、病気が回復しつつある桜との外出許可のこと
「いつか一緒に外に行きたい」
これは桜がよく口にしていることだ
「明日だよ!!」
「うん、わかった」
まさかこれが、桜と会うのが、
最後になるなんて、思ってもいなかった
次の日、桜に会いに行くと、
ルンルン気分で車椅子に乗ろうとしていた
「やっほー!お先に楽しんでます♡」
ニッコニコの笑顔の桜を見ていると、思わず、
私も笑ってしまった
来たのは病院の駐車場
桜の木が植えてある
いつもは一人で、通り過ぎているけど、今日は、桜がいるから
とっても綺麗に見える
「いつか車とかに乗って海が見えるところとか行きたいね!!」
その時だった
桜の花が咲き乱れた時
私が看護師さんに呼ばれて、少し離れた時
桜が「いってらっしゃい!紬ちゃん!」と私へ言ってくれた時
桜の後ろから一台の車が
突っ込んできていた
「桜!!」
私の運動不足だと、間に合わない
看護師さんは私よりもっと離れたところにいる
「、紬ちゃん!!」
お願い……
間に合って___
「 え? 」
な、なんで…
貴方が死ななくちゃいけないの?
ねぇ、紬ちゃん
「 嘘って言ってよ 」