「ここってもしかして芭流覇羅のアジト
だった場所っすよね?」
俺はフードの男に聞いた。
「あ〜そーらしいな。ここ人あんま来ねえ
からよく来るんだよ」
フードの男は淡々としながら中へ入っていった。だか中に入ると急に止まった。
「場地に一虎に千冬までどうしてここにいん
だ?それにそいつだれ?」
そこにはマイキーくんが居たのだ。
「なんでマイキーが居るんだよ」
場地さんは聞いた。
「気分」
「「「「いや気分かよ!!」」」」
すごいハモったな今。
「お前もしかして東卍の首領?
なら話が早い。俺と交渉しないか?」
フードの男はマイキーくんに言った。
「警察が持ってる東卍の情報教える
代わりに俺を東卍に入れてほしい」
交渉内容を言うとマイキーくんは
「お前が警察に関わらない事と俺からの
願いを叶えられたら東卍の幹部にしてやるよ」と言った。
「マイキーの願いってなんだ?」
一虎くんが聞いた。確かにそれは気になる。「香織だ」この一言で場は一瞬で凍りついた。香織さんは場地さんから聞いた話だとマイキーくんの異母兄弟であり、一虎くんの幼馴染でもあるらしい。しかし小5の時に交通事故に遭ってそれ以来行方不明だ。マイキーくんは今でも探しているらしい。
「そいつ見つけてどうすんだ?」フードの男は聞いた。「俺の下に置いておくかこいつらの とこに置いておくつもりだ」
結構重大な事サラッと言いましたよね?
でもそんな簡単に見つかるはずがない。
行方不明になって14年ぐらい経ってるらしいからな。フードの男はなんて答えるんだ?
「じゃあ心配もせず過ごせそうだな」
なに言ってんだこいつ。なんで安心してんだよ。こんな無理難題できるはずねぇ。その時、フードの男は遂にフードを取った。その姿を見た瞬間俺以外の三人は唖然とした。
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